「ドコモ口座」を使った銀行口座の不正引き出し被害が発生、七十七銀行と中国銀行で

　NTTドコモが提供する電子マネーサービス「ドコモ口座」において、銀行口座を不正に登録される金融被害が発生した。これを受け、ドコモ口座では七十七銀行の銀行口座登録と銀行口座変更を9月5日より停止している。

　ドコモ広報部によると、原因の所在やほかの金融機関での影響など、詳細は現在調査中とだという。

　七十七銀行は、宮城県仙台市に拠点を置く大手地方銀行。同行では、不正に盗み出した口座番号や暗証番号を使用した金融被害が発生したとして、ドコモ口座を含む各種金融サービスとのひも付けができないよう「Web口振受付サービス」の利用を当面停止している。現時点では、口座番号やキャッシュカードの暗証番号などが漏洩した事実は確認されていないとしている。

　また、岡山県岡山市に拠点を置く中国銀行においても、同様の被害が発生したとして、「Web口振受付サービス」の利用を当面停止としている。