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IoT機器とセコム駆けつけを1つに、ソニーが月額制スマートホームサービス
Amazon Alexaによる音声操作にも対応
2018年10月10日 19:25
ソニーネットワークコミュニケーションズは、スマートホームサービス「MANOMA(マノマ)」の受付をスタートした。サービスの契約期間は3年間で、提供される機器やオプションサービスによりプランが用意される。プランの月額料金は3682円~(税別・以下同)。提供開始日は、エントリープランが10月23日で、その他のプランが12月上旬。
MANOMAは、ホームゲートウェイや室内コミュニケーションカメラなどの機器と、駆けつけサービスなどのオプションが1つになった月額制のスマートホームサービス。
提供される機器
全てのプランで提供される機器として、スマートホームハブ機能を搭載する「AIホームゲートウェイ」が用意される。また、Z-Wave Plusに対応するスマート家電との連携機能や、SIMを挿すことでインターネット環境が構築できる、Wi-Fiルーター機能・LTE通信機能を備える。
ほかにも、スピーカー・マイクを備え、Amazon Alexaを搭載する。Alexa スキルによるサービスコントロールが可能で、窓の開閉センサーと組み合わせることにより、「アレクサ、MANOMAで戸締まりを確認して」などと話しかければ窓の開閉状態を確認できる。
室内コミュニケーションカメラは、カメラを物理的に遮断するプライバシーレンズカバーや人感センサーを搭載し、ユーザーの外出を検知すると自動的にカバーが開いて撮影される。また、撮影されたデータから人感センサーが反応した時間だけ見返すことも可能。ほかにも、スピーカー・マイクを搭載し、カメラを介してのコミュニケーションもできる。
そのほか、プランにより、窓の開閉センサーや、玄関に取り付けるスマートロックの「Qrio Lock」、MANOMAやAlexaを介したQrio Lockの鍵の開け閉めができる「Qrio Hub」、家族のスマートフォンに呼び出し通知ができるスマートタグの「Qrio Smart Tag」が提供される。
MANOMA アプリ
MANOMAでは、家の状態などを確認できるアプリが提供される。アプリには、人感センサーがリビングに入ったことを感知したら自動的にBGMが流れるなどの演出ができる、ライフスタイルレシピがプリセットされている。
セキュリティ面では、ユーザー全員の外出を検知した場合や、アプリ内で手動で移行できる「警戒モード」が用意される。警戒モード中に窓が開くなどの異常が検知されるとAIホームゲートウェイから警告音が鳴るとともに、アプリに通知がされる。アプリは、異常時用の画面になり、「カメラ見る」や、サービスに含まれるセコム駆けつけサービスの「セコムに電話」などが選択できる。
家事代行サービスなどと連携
MANOMAは、家事代行や、介護サービスなどの生活支援サービスとの連携を2019年2月以降順次開始する。アプリを通じて鍵の開け閉めができるため、サービスを受ける時間帯に不在でも、事業者に鍵を預けることなく支援サービスを受けられる。
プランと利用料金
提供されるプランと利用料金は、AIホームゲートウェイとQrio Smart Tagが提供される「エントリープラン」が3682円、AIホームゲートウェイと室内コミュニケーションカメラが提供される「シンプルプラン」が4404円、シンプルプランの機器に加え、開閉センサーとQrio Smart Tagが提供される「ベーシックプラン」が4710円、ベーシックプランの機器に加え、Qrio LockとQrio Hubが提供される「アドバンスプラン」が5747円。
利用料金は、機器を割賦(36回)で購入する場合の月額料金であり、キャンペーンや契約するオプションサービスにより料金が割引される。
すべてのプランで、セコム駆けつけサービスとチャットサポートが付帯する。セコム駆けつけサービスは、別途契約が必要でサービスを利用した場合、1回あたり30分につき5000円が必要。また、初期事務手数料として3500円が必要だが、キャンペーンにより初期事務手数料はかからない。
ほかにも、オプションサービスとしてnuroモバイル Home Wi-Fi (M)、MANOMA解決サポート、訪問サポートが有償で用意される。