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スマートホームサービス対応のガス警報器を発売、エンコアードジャパンと新コスモス電機

 ソフトバンク子会社のエンコアードジャパンと新コスモス電機は、スマートホームサービスに対応したガス警報器「快適ウォッチ SMART(スマート) XW-735」を開発した。都市ガス向けのガス警報器となり、東邦ガスでは「みまもり警報器」として8月21日から、西部ガスでは「快適ウォッチ SMART」として9月1日から取り扱う。

 これまでのガス警報器は、ガス漏れや一酸化炭素濃度の検出のための装置であった。新コスモス電機では、これに加えて熱中症や室内の乾燥を検知し、ユーザーに知らせる「快適ウォッチ」を発売した。今回、「快適ウォッチ」に、エンコアードジャパンのスマートホーム関連サービスを組み込み、スマートフォンアプリと連携したガス警報器を開発したという。

 今回のガス警報器には、ガス漏れ検知などの基本機能とリモートアラーム機能、簡易セキュリティ機能、熱中症予防機能、家族みまもり機能、帰宅確認機能などに対応する。

 ガス漏れ検知、一酸化炭素検知、熱中症予防、乾燥予防機能は、警報器のセンサーで検知し、警報器本体からの通知とともに、設定したスマートフォンアプリに通知が届く。外出中や離れて暮らす家族の異常をすぐに確認できる。

 また、付属するコネクトセンサーを利用して、スマートホームサービスを利用できる。

 玄関ドアにセンサーを取り付ければ簡易セキュリティ機能として、玄関ドアが開いたときにアプリから通知される。アプリから操作することで、警報音や威嚇するメッセージを再生することもできるという。

 離れて暮らす高齢者の部屋やトイレのドアにセンサーを取り付けると生活みまもり機能が利用できる。設定した時間以上ドアの開閉を検知できないとアプリから通知される。病気などで動けなくなったなどをいち早く確認できる。

Wi-Fiで接続、ガス警報器機能は単体でも動作

 同警報器は、Wi-Fiでネットワークに接続し、コネクトセンサーとはBluetoothで接続する。

 また、スマートホームサービスとガス警報器としての機能は別々で動作するように設計している。Wi-Fi接続が切れてしまったり、スマートホームサービスに異常が発生した場合でも、ガス警報器の機能は問題なく動作する。

既存のガス警報器との交換時に設置

 ガス警報器は、ガスの新規契約時などに取り付けられ、通常5年毎に交換される。同警報器は、ガス事業者より既存の警報器と交換する際にユーザー向けに提案されるという。

 エンコアードジャパン 事業推進本部長兼COOの須永 康弘氏によると、できるだけ既存の警報器と価格差を小さくできるよう開発したとコメント。既存の警報器プラス数百円程度の利用料を想定しているとしている。

 エンコアードジャパンでは、今後東邦ガスや西部ガス以外の都市ガス事業者にも提案していく。