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KDDIとウェザーニューズ、ゲリラ豪雨を予測する法人向けIoTソリューション

 KDDIとウェザーニューズは、ゲリラ豪雨などの天候の急変を予測して、建設現場などの作業員の安全管理を目的としたIoTクラウドサービス「KDDI IoTクラウド ~作業員みまもり~ +天候予測」の提供を開始した。同サービスは法人向けに提供される。導入にあたっての月額の費用は、アカウントの数によって異なり1~30アカウントの場合は、月額6万円(税抜)。

サービス構成図

 同サービスは、ゲリラ豪雨や竜巻などの天候の急変から、屋外の作業員の安全を守ることを目的としたサービス。作業員はキーホルダー型の気象センサーを身に着け、センサーから取得される気象情報とウェザーニューズの1kmメッシュの気象予測モデルを組み合わせることで、大雨などの悪天候の予測を可能にする。ほかにも強風、雷、熱中症などのアラーム機能が提供される。悪天候が予想されるエリアに作業員がいる場合は作業員のスマートフォンに事前に通知が行われる。

 また、作業管理者に向けての管理画面も用意され、各作業場における作業者の入場状況や気象アラームがまとめて管理できる。

 2018年3月にはメディアクリエイトコーポレーションズの作業現場で、大雨の事前予測の実証実験を行っており、期間中に400件のアラームの通知がされた。今後は日本通信エンジニアリングサービスなどでも利用される予定。