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キャリアをまたいでeSIMの電話番号を書き換え、ドコモとチャイナモバイル

 NTTドコモとチャイナモバイルは、SIMを差し替えることなく、ドコモの電話番号からチャイナモバイルの電話番号に入れ替えられる法人向けのeSIMソリューションを商用化し、7月2日から受付を開始する。

 今回の仕組みにより、日本から中国に製品を輸出している企業は、自動車や建設・農業・産業機械などに組み込んだドコモのSIM(eSIM)を抜き差しすることなく、中国のチャイナモバイルのネットワークに対応するSIMに切り替えられるようになる。切り替え前後の保守・運用もドコモがワンストップで提供する。

 ドコモは、今回のソリューションはGSMA 3.1仕様に準拠しており、異なるメーカーのeSIMでもキャリアが連携できる世界初のシステムとしている。システムの開発は2017年6月に発表されていた。

 今後は、チャイナモバイルと同様の取り組みを、欧州やアジア、中東、アメリカなどにも拡大していく方針。