ニュース

ドコモが「dカーシェア」、ユーザー同士でクルマを貸せる借りられる

ドコモが「dカーシェア」、ユーザー同士でクルマを貸せる借りられる

 NTTドコモは、企業のカーシェアリングサービスやレンタカーサービス、さらに個人が所有する自動車の貸し借りをマッチングするサービス「dカーシェア」を発表した。

 dカーシェアでは、オリックスの「カーシェアリング」サービス、ニッポンレンタカーやトヨタレンタリース、日産レンタカーなど7社の「レンタカー」サービス、そして個人のクルマの貸借を可能とする「マイカーシェア」の3つからなるサービス。

 注目されるのは個人のクルマを扱う「マイカーシェア」。ドコモが独自に取り組むサービスで、11月8日から車両の登録を開始、12月7日から車両の予約と利用が可能になる。車両の登録時には車検証が必要で、借り手は免許証の提示や、マイカーシェアから案内される1日保険への加入が必須になる。貸し手・借り手の双方が評価を行うシステムも導入し、安心して利用できるプラットフォームを目指す。

 クルマを所有する人にとっては収入を得て維持費の節約に宛てられる一方、借りる人にとってはレンタカーよりも安い料金、あるいは高額であってもレンタルでは用意されていないような珍しいクルマに乗れるなど、双方にとってメリットがある形を目指す。

 利用料は貸し手が決める形だが、上限は設けられており、ドコモ側が車種などから、ある程度、利用料の目安を示すことで法外な料金設定にならないようにする。コンパクトカーであれば数千円と、レンタカーと同程度の価格になるようだ。ドコモ側は料金の10%を手数料として得る(振込手数料は別)。貸し手、借り手はマッチングの際、チャットで受け渡しの場所や時間を調整する。

 個人のクルマを借りる場合、借り手は東京海上日動の1日保険へ必ず加入する。コールセンターは24時間365日で稼働する。もし事故が起きた場合、オーナーが普段利用する工場がなければ、東京海上日動が提携する工場を案内する。

 なお、サービス開始当初はオリックスのみになっている「カーシェアリング」サービスは、2018年度にも提携事業者が拡大され、三井の「カレコ・カーシェアリングクラブ」や、名鉄協商の「カリテコ」が利用できるようになる見込み。

ドコモが「dカーシェア」、ユーザー同士でクルマを貸せる借りられる
ドコモが「dカーシェア」、ユーザー同士でクルマを貸せる借りられる
ドコモが「dカーシェア」、ユーザー同士でクルマを貸せる借りられる
ドコモが「dカーシェア」、ユーザー同士でクルマを貸せる借りられる
ドコモが「dカーシェア」、ユーザー同士でクルマを貸せる借りられる
ドコモが「dカーシェア」、ユーザー同士でクルマを貸せる借りられる