ニュース

コネクテッド・カー時代のアプリを開発するハッカソン開催

 コネクテッド・カー時代のWebアプリを、最新の仕様やシミュレーション環境で開発するハッカソンが1月28日、29日に開催される。個人または5名以下のチームで応募でき、80名程度を募集中。締切は1月24日まで。参加は無料。会場は東京・飯田橋。

 今回開催されるハッカソン・イベント「Webとクルマのハッカソン 2017」は、Webとクルマのハッカソン2017実行委員会が主催し、後援には総務省、経産省、W3Cなどの関連省庁、業界団体をはじめ、日産、ホンダ、トヨタ、ACCESS、パイオニアなど自動車関連企業が名を連ねている。事務局はKDDI総合研究所が務める。

 コネクテッド・カーへの期待の高まりを受け、Web技術の標準化団体W3Cは、Vehicle APIの標準化を進めている。ハッカソンでは、Vehicle API Polyfill(JavaScriptライブラリ)が提供され、開発に利用できる。

 また、車速やアクセル、加速度などさまざまな走行中の車両情報が、クラウド上のエミュレーション環境で提供される。走行時の映像再生と同期した走行データで提供され、市街地、高速道路など30種類のシーンがあらかじめ準備される。

 加えて、一部の走行データではドライバーの生体情報も利用可能で、心拍数や頭部の加速度、まばたき、視点移動などさまざまな情報を利用できる。

 最優秀賞は1チームに20万円相当の賞が贈られる。優秀賞は1チームに10万円相当の賞。審査委員長は慶應義塾大学 環境情報学部 教授の中村修氏で、審査委員は日産、インテルなど関係者が参加する。