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サムスンが音響メーカー/コネクテッドカー技術のHARMANを買収

 韓国のサムスン電子は、音響関連製品を手がけ、コネクテッドカー技術(ネット接続する自動車に関連する技術)も持つ米ハーマン・インターナショナル・インダストリーズ(HARMAN International Industries)を買収することで合意した。買収額は約80億ドル(約8600億円)。

 両社では、買収を通じて互いの強みを組み合わせることで、自動車およびコネクテッドカー技術での成長を加速できると説明。ハーマン社長兼CEOであるDinesh Paliwal氏は、「サムスンは理想的なパートナー」とアピールする。

 発表文では、自動車関連分野での取り組みに重点を置く形だが、ハーマンが保有するオーディオシステム(ブランド)であるJBL、AKGなどもサムスンのモバイル製品の競争力強化に繋がるとしており、今後、サムスンのスマートフォンなどに活用される可能性がある。ここ最近では、ファーウェイやAlcatelなどのスマートフォンが、ハーマンの技術を採用していた。