【MWC Barcelona 2024】

グーグル最新AI「Gemini」でGmailを使うとAIが本文を書いてくれる――MWCで披露されたグーグル最新技術

 26日(現地時間)にスタートした、スペイン・バルセロナでの国際展示会「MWC 2024」で、グーグルは最新AI「Gemini」を使ったデモンストレーションや、Androidの最新機能を紹介している。

シュロス氏

 Androidマーケティンググローバルディレクターのモニカ・シュロス氏は、「ユーザーが私たちの技術に興奮しないようにすることがもっとも重要」と、同社の技術が“普通”になる世界を目指していると語り、MWCで披露する内容が、多くのユーザーにとって利便性が向上する新機能の数々と位置づける。

 ブースでは、グーグルに加えて、サムスンのデバイスが展示されているほか、グーグルのAI「Gemini」とGmailとの連携機能などが紹介されている。

 Gmailでは、「提案を作って」「お礼のメールを」「バルセロナの旅行計画を書いて」などとGeminiに依頼すれば、すぐ生成される様子が披露された。クラウドで動作するものだが、現時点では英語のみサポート。今後、日本語を含む多言語対応が見込まれており、今回の展示は、未来をいち早く体験できる機会でもある。

 このほか、ブースではF1カーも展示されている。グーグルがパートナーシップを締結するマクラーレンのもの。展示では、チームがより効率的に合理化された作業プロセスを採用し、データを分析していることなど、マクラーレン側で実施されている取り組みが紹介されている。

 シュロス氏によれば、マクラーレンではAndroid端末が供給され、パフォーマンスの向上に役立てられるという。