本日の一品

3COINSの「エアー伝導ワイヤレスイヤホン」を自宅作業用に購入してみた

 自宅で作業をする際、動画をながら見したり、音楽を聴きながら行うという人は多いはず。筆者もそのひとりです。

 深夜に作業をする機会も多いため、音が周囲に漏れないように、イヤホンを着けることが多いのですが、カナル型だと、どうしても長時間着用していると、耳が痛くなってきてしまいます。

 そこで目に留まったのが、3COINSから発売されている「エアー伝導ワイヤレスイヤホン」というもの。1980円と、3コインではありませんが、Bluetoothイヤホンがこの価格で購入できるというだけでも、時代の流れを感じます。

 今回試したエアー伝導ワイヤレスイヤホンは、空気の振動を使って音を耳に届けるデザイン。イヤホンというよりは、耳元に小型のスピーカーをぶら下げているイメージの方が近いかもしれません。

 本体左右はワイヤーのようなパーツで繋がっています。長さの調節はできないので、頭のサイズによっては、大きすぎたり、小さすぎる可能性もありますが、筆者の場合は比較的フィットしています。本体はかなり軽量で、着け心地も悪くありません。ただし、ワイヤーが耳の後ろを通るデザインなので、メガネとの併用には向きません。

 電源ボタンは本体右側面に配置されており、長押しで起動。初回はそのままペアリングモードに入ります。

 初めて音楽を再生したタイミングの率直な感想は、「思っていたよりいい音」です。もちろん、価格なりの期待値があってこそですが、極端に音が割れたり、ぼやけるシーンもなく、満足感があります。

 オープン型のイヤホンということもあり、気になるのが音漏れ。nwm MBE001や、HUAWEI FreeClipのように、音漏れを防ぐ独自のソフトウェアは搭載されていないと考えられるため、再生音量を大きくしすぎると、どうしても音が漏れてしまう印象です。筆者の場合は、屋内での使用がメインなので、あまり気にしていませんが、屋外で使用する場合は注意が必要でしょう。

 Bluetoothのバージョンは5.3に対応しており、接続も安定しています。対応コーデックはSBC、AACの2種類ですが、価格を考えればこちらも十分です。

 連続で約8時間の再生ができるバッテリー性能も有しており、使いにくさを感じる要素はほぼありません。また、細かなポイントですが、充電ポートがUBS-Cに対応しているのもありがたいところ。イヤホンを含む、安価なデジタル製品は、いまだにmicroUSBを搭載していることがありますが、充電速度や汎用性を考えると、USB-Cの有用性は抜群。スマートフォンをはじめとする、ほかのデバイスとコードを併用できるのも、本製品をおすすめできる要素のひとつです。

 冒頭でも触れた通り、1980円という安価でBluetoothイヤホンが購入できるだけでも驚きですが、性能も満足度の高い製品になっている3COINSのエアー伝導ワイヤレスイヤホン。店頭で見つけた際には、ぜひ手に取ってみてください。

製品名購入場所価格
エアー伝導ワイヤレスイヤホン3COINS1980円