本日の一品

日常使いにぴったり! 3COINSのイヤーカフ型ワイヤレスイヤホン

 生活雑貨を取り扱う3COINS(スリーコインズ)といえば、ガジェット好きの間では「えっ、そんなものまで!?」と驚く最新デジタルガジェットを低価格で販売していることで定評のあるブランド。筆者も店舗を見かけたら、面白い新製品が出ていないか必ず確認するようにしています。そんな中、先日オープンイヤー型ワイヤレスイヤホンがあるのを見つけ、びっくりして思わず購入してきてしまったので、ご紹介させてください。

3COINSの「オープンイヤーイヤホン」。ブルー、アイボリー、ピンクの3つのカラーバリエーションからアイボリーを選びました。

 3COINSの「オープンイヤーイヤカフイヤホン」は、耳輪の横に引っかける形で装着して使用する、イヤーカフ型の完全左右独立型のワイヤレスイヤホンです。オープンイヤー型イヤホンの特徴は、オープンイヤーというだけあって周囲の音を聞きながら使用できることと、耳孔を塞がないので長時間使用していても耳の穴が痛くなりにくいこと。以前からちょっと欲しいとは思いつつ、何となく二の足を踏んできた筆者にとって、2000円(税別)という低価格は渡りに船でした。

イヤーピースには操作用のボタンとマイクがついています。
イヤーカフの先端部分に充電端子がついており、ケースに入れて充電します。

 製品仕様を見ると、通信方式はBluetooth Ver5.3。対応プロファイルはA2DP/AVRCP/HSP/HFP。対応コーデックはSBC/AACとあるので、まずまず最新のワイヤレスイヤホンのスペックを備えていると見て良いと思います。連続再生時間も約5時間と十分そう。しかしそんなカタログスペックより、ブルー、アイボリー、ピンクという3種のカラーバリエーションが用意されており、見た目もオシャレで、身につけて可愛いと感じられるのが嬉しい。好みは人それぞれかと思いますが、3COINSは必ず複数のカラバリを用意してくれるのを好ましく思っています。

耳輪にひっかけて、スピーカー部分を耳の穴に近づけて使用します。ぐっと押し込まれているように見えますが外の音も普通に聞こえます。
ケースの充電はUSB Type-C端子経由で行います(充電用のケーブルは別売り)。

 購入してきて早速使い始めてみました。はじめはすこし耳に異物感があったものの、家事をしながら付けっぱなしにするにつれ慣れ、外の音が聞こえつつスマートフォンから流している音声も聞こえるという奇妙な感覚もすぐに受け入れられました。外でウォーキング・ジョギングしている時にも、近づいてくる自転車や車の音を聞き逃さずに済むので助かります。なおイヤホンマイクとしても使えるので、仕事中付けっぱなしにして、リモート会議の時にも使用することも可能です。

ケースはAppleのAirPods Proとだいたい同サイズ。カバンの中で持ち運ぶ邪魔にもなりません。

 音質については、製品の性質上仕方ないとはいえ、耳の近くに小さいスピーカーが置かれているような感触(事実そういう形なのですが)で、低音部がカットされており音楽の豊かな音色を楽しめるものではありません。このあたりは骨伝導スピーカーと同様、最初から期待していなかったので想定の範囲ではありました。音楽をちゃんと聞きたいときは良いヘッドホンを使いますし、筆者は日常では主にラジオを聞くのに使っているので、使い分けの範囲だと思います。

 完全分離型なので行動の邪魔にならず、外の音も聞こえるのでオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンは日常の供とするのにぴったりなガジェットですし、この価格で手に入るなら一つ持って置いて損はない一品だと思います。

製品名購入場所価格
オープンイヤーイヤカフイヤホン3COINS2200円