本日の一品
3COINSで「薄型ワイヤレスキーボード」を買った
2022年9月5日 06:00
読者もご存じのように3COINSにはスマホ関係のガジェット類も多数品揃えしている。8月の末に上野の西洋美術館に行った帰りに上野エキナカにある3COINSに立ち寄った。そこで見つけた幾つかの商品の中から今回は「薄型ワイヤレスキーボード」(実売価格2200円)を気に入ったのでぜひご紹介したい。
薄型ワイヤレスキーボード(2221/3C2W217:本体カラーはブルー)はBluetooth Ver 5.0対応でBluetooth 4.0以上のHIDプロファイル対応のデバイスに接続可能だ。320mAhのバッテリーを内蔵した78キー、17mmキーピッチ、2mmのキーストロークのキーボードだ。
本体以外の付属品として取説、充電用microUSBケーブル、追加滑り止め大型シール付き3個が付属する。3個の大きな滑り止めシートはどういう時に使用するか取説に説明は無かったが筆者の想像ではキーボード背面の上淵近くに均等に張り付けてキーボードに適度な角度を付けるものなのかもしれない。
本体サイズは247mmx150mmx8mmでスペックでは重さは184gだ。対応デバイスはiOSとAndroid OSを搭載したスマートフォンやタブレット、Windowsパソコンの3機種だ。最上段のESCキーの右に並ぶファンクションキーは接続するデバイスやOSにより機能が変化する。
単独押しとFnキーとの同時押しでの両方をサポートし機能が多様なiOSとAndroid OS系は殆ど同じだがWindowsでは単独押しは無くFnキーとの同時押しのみがサポートされる。いずれにせよ筆者の独断と偏見ではあるがENTERキーやDelete、Back Space、右Shift等の重要なキーの右側に何も余分なキーが無いのは極めてマトモな製品だ。
最上段右端にある見慣れないアイコンはAndroid OSデバイスと接続使用した場合にFnキーとの同時押しでデバイスをスリープさせる為のキーだ。Android OSだけで機能する。またWindowsやAndroid OSデバイスではサポートされているF11(PrtSc)のスクリーンショットはiOSではサポートされない。
パッケージから出したらまず付属ケーブルで本体に充電だ。充電が終わればデバイス側のBluetoothを起動し、キーボード側の電源をオンにしてConnectボタンを押してスマホ側の”新しいデバイスとペア設定”の中に表示される”Bluetooth Keyboard”を選択してペアリングする。この設定作業は初回のみで以降は同じスマホやタブレットとの接続なら両者の電源をオンするだけで自動接続してくれる。
無事接続が終了したので筆者は最近の筆者のサブスマホであるOPPO Reno7 Aに接続してテキストエディターを起動し原稿を書いてみたりメール本文の入力をしてみたりしてみた。キー入力自体は快適なのだがどうもキータッチがそこそこ強い筆者の入力スタイルではキーボード中央部分がキータッチに負けて下側にたわむ感じがする。
気になって薄型ワイヤレスキーボードを裏返して30cmの金属定規をあてがってみたところ想像した通りどうも薄型ワイヤレスキーボードの中央部分に空間があった。キーボードの底板を8本の小さなネジで本体に固定した時に中央部分にキーボード側に上向きの反りが発生し中央の滑り止めが机上から少し浮いている感じだ。そこがキー入力時に沈む為にたわみ感を生じている。
今回は出荷時に取り付けられている薄型ワイヤレスキーボードの底面に付いている7個の白いシリコン系の滑り止めの左右の4個を取り外してバランスを取ろうとした。しかし本来の滑り止めの意味が全く無くなってしまうので今回は高さのある新しいシリコン系の滑り止めを使うことにした。
新しいシリコン系滑り止めは筆者が滑り止めの取れた電卓やキーボードなどキー入力デバイスの交換補修用に以前から買っておいたモノだ。幸い初めから薄型ワイヤレスキーボードの底面に付いているものより高さがあり今回の目的にはピッタリだった。
いろいろ試行錯誤したあげく本来の役目を果たしていなかった中央にあった従来の白い滑り止めを取り払い中央の滑り止めの嵩上げを中心に全部で10個の高さのある滑り止めを取り付けた。再度金属定規を当ててみたところ中央部分の反りは変化無いが高さの高い新しい滑り止めがその浮いた空間を上手く支えてくれそうだった。
結果的に今回の滑り止めの追加でキー入力時の薄型ワイヤレスキーボードの中央部分のたわみは落ち着いた。3COINSの薄型ワイヤレスキーボードが全て今回のような中央部分の浮きがあるかどうかは分からない。またキーボード入力に対してセンシティブでない人なら気にならない程度の問題かもしれない。いずれにせよ何らかの対策による解決は可能だ。
最終的に筆者は薄型ワイヤレスキーボードを筆者のモバイル環境での原稿書きデバイスであるAndroid OSの動作するMicrosoft Surface Duo 2の外付けキーボードとしてアウトドアでのテキスト入力用として活用している。持ち歩きキーボードにとって軽量性と携帯性は極めて重要な要素だ。
今回の薄型ワイヤレスキーボードは同時に複数のホストデバイスに接続設定が出来無いので使用するホストデバイスを切り替えるにはデバイス側のBluetooth設定でペアリングの解除と新デバイス側の設定作業で新しいデバイスとのペアリングが必要だ。操作は初期設定と同じ繰り返しなので極めて簡単だ。
ファンシーなパッケージに入った薄型ワイヤレスキーボードは筆者の手に入れたブルーカラー以外にピンク、ベージュがあり何れもマカロン的な柔らかいパステルカラーで男女を問わず人気商品となりそうだ。iOSやAndroid、Windowsユーザでスマホやタブレット、パソコンの外付けキーボードを探している人にはお薦め商品だ。