本日の一品
ちょっとした物撮りの背景を一瞬で用意できる物撮りスケッチブック
2024年5月14日 00:01
小物の撮影、いわゆる「物(ぶつ)撮り」をする機会は、意外と日常の中に多くあるような気がします。たとえば、コンビニで見つけた新しいお菓子を撮影したり、ネットオークションに出品する商品を撮影するのになるべく高級感を出そうとしたり。
しかし、高性能化する一方のスマートフォンのカメラは、適当に撮ると粗が目立つので、綺麗に撮るために撮影場所を選んだり、ちょっとした撮影ブースを作ってみたりすることも多いのではないでしょうか。
筆者は記事を執筆するにあたって製品を撮影するのに日常的に物撮りをしているわけですが、先日よく行くボードゲームカフェの店長に「こんなのありますよ」と紹介を頂いて、思わず購入してきてしまった「物撮りスケブ」という製品をご紹介させてください。
スケッチブック大のリングノートを開いて立てかけて、中に折りたたんである紙を展開すれば、即席の物撮り用背景になるという本製品。ニューゲームズオーダーという、ボードゲーム・カードゲームを主に取り扱う会社が販売しているものです。
ボードゲーマーなら一度は聞いたことがある会社が、なんで物撮り用の背景を? と思って公式サイトをあたったところ、同社はゲーム用のメタルフィギュアやミニチュアなども販売しており、これらを撮影する作例が多く見受けられました。なるほどフィギュアは塗装するもの。塗装したら撮影したくなるもの。理解できたような気がします。
出自はさておき、スケッチブックをぱっと開くだけで撮影用のブースができるというのは実際、たいへん手軽で便利です。幅272×高さ394mmとA3より一回り小さいサイズで、小物を撮影するには十分。
使える背景用の紙も8種類あり、撮影したいものの色味に合わせて選べます。画像をご覧いただくと、同じ対象を撮影しても背景によって雰囲気がかなり変わることがおわかりいただけるかと思います。
筆者はいつも使っている撮影用ブースの背景が白のみなので、白い製品は撮影してからレタッチしようとすると白飛びしてしまって困っていました。今後は活用させてもらおうと思います。なおレフ板として使える、A3二つ折りサイズのミラーボードも付属しており、照明の一助になってくれます。
若干気になるのは、ものが紙なので、破いたり汚したりしないか気を遣うこと。ただガサツに扱わなければそうそう破損することもないでしょうし、価格も2000円ちょっとと、さほど高価なものでもないので、使い倒して汚してしまったら買い直せば良いと考えられるのは気楽です。
ちなみに本製品は同社の「物撮りノート」シリーズの一製品で、物撮りノートはシリーズとして「日常」や「ファンタジー」など、背景用の紙のバリエーションがさまざまに展開されています。
購入しておくだけで、物撮りの用途に合わせてあれこれ選べるのも嬉しいところ。物撮りはしなきゃいけないけど、ブースを広げるのは面倒だな……と思われる向きには、是非ともオススメしたい一品です。
製品名 | 販売元 | 価格 |
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物撮りスケブ | ニューゲームズオーダー | 2420円 |