本日の一品

聴きながら寝落ちできる寝ながらワイヤレスイヤホン

ゲオの「寝ながらワイヤレスイヤホン」

 ポッドキャストを最近よく聴いています。以前から聴いていた番組に加えて、友人や同僚から勧めてもらった番組もどれもみな面白く聴き応えがあります。他のことをしながらでも聴取できる音声コンテンツがたくさんあるのは嬉しい反面、日中の家事や散歩の途中に消化しきれなくなってきたので、寝る前にタイマーをかけて聞きながら就寝するようになりました。

 イヤホンにはiPhone標準のEarPodsを使っていたものの、上を向いて寝ると耳から外れて落ちてしまいますし、横向きに寝ると下側に装着したイヤホンが耳朶に食い込んで痛いという難点がありました。

 そこで思い出したのが、以前に本コーナーで紹介されていた「寝ながらイヤホン」。なるほど、こういう時に使うものなのかと思い至り、さっそく購入のためゲオに向かったところ、有線のものだけではなく、ネック型のワイヤレスモデルと、左右分離式の完全ワイヤレス型モデルがラインアップされていることを知りました。

 左右分離式の完全ワイヤレスイヤホンには惹かれるものがあったものの、装着したまま寝ると、朝ふとんの中で紛失することは確実と思われたため、ネック型のワイヤレスモデルを購入。今回はこちらをご紹介いたします。

首掛け型のワイヤレスイヤホン。ホワイトとブラックの2色で展開されています。

 購入したのはゲオの「寝ながらワイヤレスイヤホン」。直球な商品名ながら、モノとしては普通の首掛け型の、スマートフォンとBluetoothで接続して使用するワイヤレスイヤホンです。

 コーデックはAAC対応、首にかける部分に音量の操作が可能なマイク付きリモコンを備えるなど利便性も十分。何気にマルチポイント対応で2台の機器に同時接続できたり、音質も割と良かったりして、これで1,980円(税抜)というのは破格だな……と思いました。

操作用のマイク付きリモコンも備えています。充電はMicroUSB端子経由で行います。

 さて「寝ながら」の部分についてですが、秘訣はヨコ15.9✕タテ12.3mm(カタログから引用)という小型のイヤーピースにあるようです。カナル型イヤホンをお持ちであれば、イヤーピースの「耳の穴の中に入れる部分だけしかない」イヤホンを想像していただければ分かりやすいかもしれません。

 イヤーピースを耳の穴に「埋め込む」形で装着するので、寝ながら使っていても当然落ちませんし、柔らかいシリコン製のハウジングによって異物感や圧迫感もほとんどありません。

小型のイヤーピース。EarPodsと比較すると同じ位の大きさに見えますが、柔らかいシリコンのハウジングで耳の穴の奥にフィットします。

 実際に寝ながら使ってみると、横を向いて耳を枕に押し付けても全く痛くありません。首掛け型のワイヤレスということで、有線のイヤホンを使っていたときのように、寝返りをうつ際にうっかり絡まったりする等の心配もありません。

 違和感なく聴取中のコンテンツに没頭できて、実に良い感じです。ただ耳にかなり深く挿し込むことと相まって、ケーブル部が身体や衣服にこすれた時に発せられるノイズを割とダイレクトに拾います。使用時にはあまりゴソゴソせず、大人しく寝るのが良さそうです。

ほとんど耳の穴に埋め込むようにして使用します。寝ながらイヤホン側を下にしても痛くなく違和感もありません。

 これを装着して、30分から60分で再生を停止するようにあらかじめタイマーを仕掛けた上で、音声コンテンツを静かにかけながら就寝すると、いつの間にかぐっすり値落ちできるようになりました。

 なお目覚ましもスマートフォンを経由してイヤホンから再生されるため、つけっぱなしで朝を迎えた際も目覚ましが聞こえずに寝過ごす心配もありません(ちょっとびっくりはします)。音楽やラジオなど、音声コンテンツを聞きながら入眠する習慣のあるかたには、是非ともおすすめしたい一品です。

製品名購入場所価格
寝ながらワイヤレスイヤホンゲオ2178円