本日の一品

レシート専用の電子化ツールでまとめてキレイにスマホで撮影

 ちょっと前の話になりますが、今年も確定申告が無事に完了しました。1年間溜め込んだ書類や、領収書・レシート類を撮影・電子化するために、昨年購入して本コーナーでもご紹介した無反射ガラス板が役に立ってくれた……のは良いものの、大きなガラス板を扱うのはやっぱりちょっと怖いなと思いました。ほぼ単なる素のガラス板なのでけっこう重たく、持ち出すのもしまうのにも気を遣いますし、うっかり取り落として割ってしまいやしないかとヒヤヒヤします。

 そういえば、この無反射ガラス板の取り扱いが面倒で、撮影する書類を溜めてしまったのかも……と今さら思ったり。撮影・電子化が必要な書類の大半はレシートなどの小さな紙類ですし、もっと気軽に使えるよう小さな無反射ガラス板を買おうかしら、と検索していたところ「toto レシートスキャンボード」という目的にズバリな製品と巡り会いました。さっそく購入してみたので使用感をお伝えしたいと思います。

「toto レシートスキャンボード」。レシートをスマホのカメラで撮影するための道具という、ニッチながら現代の需要に即した製品です。

 A4くらいの大きさの黒地のバインディングボードと塩ビの低反射シートというシンプルな構成の本製品、「レシートスキャンボード」という名前の通り、レシートを挟んでスマートフォンのスキャンアプリで撮影するための道具です。ニッチな需要に応える製品とは思いつつ、「こういうのが欲しかった!」と手を挙げる方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。少なくとも筆者はそうです。

ちょっと厚みのある塩ビの低反射シート。約223mm✕320mmまでの書類を挟んで撮影可能です。

 無反射ガラス板のように重さで圧着はできないものの、ちょっと厚みのある低反射シートが静電気でボードとぴったりとくっつくので、レシートなどの書類に多少シワがあっても、挟み込めば真っ直ぐに伸ばせます。ボードの上部(側部)には折り返し式の磁石でくっつくクリップになっていて、書類やレシートなどを挟んで固定でき、挟み込むときのずれを防止してくれます。

ボードの上部(側部)はマグネット式のクリップになっていて、ここに書類を挟んでおけます。

 低反射シートは名前の通りアンチグレア加工が施されているので、上から照明をあてても撮影時にライトの映り込みを低減できます。ちなみにこのシートは取り外し可能(というか単に挟み込まれているだけ)なので、シートが傷ついたり汚れたりしても取り替えられます。交換用の低反射シートは、製品の公式サイトで400円で販売されているようです。

ちょっとクシャクシャになりすぎているくらいのレシートを発掘してきました。
挟み込むだけでピッシリ伸ばされてキレイに撮影可能になります。これで来年の確定申告も怖くない?

 ボード自体も薄く軽く扱いやすいため、本棚などに立てて置いておいて、使いたいときにサッと取り出せるのも便利です。日常的にレシートの整理・撮影などが必要な方には、是非ともオススメしたい一品です。本製品を使えば、レシートや領収書を溜め込むことなく、来年の確定申告のための準備を進められるに違いない……と思います。たぶん。

製品名購入場所価格
toto レシートスキャンボードAmazon2960円