本日の一品

ポメラのクリスタルモデルに似合う専用ケースを探してみた

 昨年の11月1日に発売になった“ポメラ生誕15周年”の限定200台の「ポメラ」DM250X Crystalを手に入れた。数年前にポメラのキーボード折り畳みタイプは殆ど断捨離してしまった。ここ数年はDM100、DM200、DM250をほぼ並行してカフェやファミレスでの原稿書きデバイスとして愛用している。

 手提げストラップ用のフックの付いたユニークなデザインだった乾電池駆動のDM100もそしてポメラDMシリーズのほぼ完成形だったDM200もとても気に入っていたが、3台を使いこなす能力もなくDM100とDM200は知人に買い取ってもらった。

 現在は同じ最新モデルのDM250と限定モデルのDM250X Crystalの2台を愛用している。基本的に外装がクリスタルでトランスルーセントということを除けば全く同じ仕様のモデルなのでどっちを持ち出しても操作は同じ。DM100、DM200、DM250の3台を使ってた頃に比べれば極めて自然な感じだ。

 屋外に持ち出すことの多いポメラの場合、何らかのケースがあった方が持ち運びに気を使うことも少なく鞄に収納する場合も便利だ。昨年の12月初旬頃まではDM100の頃から愛用しており、昨今は主としてDM250専用のケースとして使っていたVanNuys(バンナイズ)社のなんちゃってポールスミス風”シグネチャーストライプパッチワーク”ケースを使用していた。

 しかし表裏ともベタベタと一杯シールを貼ってしまったDM250にはそれとなく似合ってたシグネチャーストライプパッチワーク柄も、シンプル過ぎるトランスルーセントのDM250X Crystalにはイマイチデザイン的相性が悪いと感じることが多かった。

 そんな時、AmazonでDM250X Crystal用のケースを探していて偶然見つけたのがネイビーカラーで極めてシンプルなデザインの職人さん手作りのポメラDM250・200用のケース「ポメラ オリジナルレザーケース」(以降”レザーケース”)だった。構造的にはポメラサイズの2枚のネイビー色の牛革(姫路レザー)を同系色の糸で縫い合わせた縦封筒型の軽量スリムで大人なケースだ。

 VanNuys製のように幅の広い側面からポメラを出し入れするのではなく、幅の細い開口部からポメラを出し入れする構造となっている。操作性は筆者は互角だと思っているが、VanNuys製はベルクロを採用した落下防止用のフックが付いているので安全ではあるが取り出し収納に1アクション多い形となる。

 DM250X CrystalはオリジナルのDM250の表面処理とは異なる摩擦係数の低いクリスタル系なので、レザーケースに収納してうっかり開口部を下にして握る手を緩めると滑り落ちる危険性がある。使い始めの頃は要注意だ。逆に扱いに慣れてきた昨今の筆者は滑り出しを利用して素早い取り出しを楽しんでいる。

 モバイル系のデバイスやケースを購入する時は1gでも軽いモノを持ち歩きたいと常日頃考えている筆者だが、DM250X Crystalの実測重量は筆者のシールを表裏に一杯貼ったDM250より3g重い622gだった。ただ、幸いなことにVanNuys社のケースとレザーケースの単体比較ではレザーケースの方がなんと30gも軽量だった。

 ポメラ本体の表面に触れるケース内面はVanNuys製メッシュのナイロン系素材。一方、レザーケースの方は表面のネイビーカラーとマッチしたブルーのレーヨンシャンタンという縦は絹糸で横は絹の玉糸で織られた滑らかでお洒落な素材だ。既に何度も出し入れしているがDM250X Crystalの綺麗な表面を傷つけることも無さそうだった。

 DM250X Crystalは出荷数も少なくこの先もDM250と同じく断捨離する予定も無いので、DM250の様にいろいろなステッカーでデコレーションしたい病が出てきた。しかしステッカーを貼る場所がなかなか定まらない。Amazonで大量に安く手に入れたステッカーも行き場が無くて今のところは待機中だ。

 表面が全てクリスタルでトランスルーセントなDM250X Crystalも、実際にはその表面の大半は液晶とバッテリーなので別に透けていなくても差しさわりの無い部分だらけなのだが、うっかりステッカーを貼り付けてしまうと今度はシックで高級感のあるレザーケースとのマッチングがとれなくなりそうだ。もうしばらくはクリアなDM250X Crystalとシンプルでスッキリとしたレザーケースのコンビネーションを楽しむことに落ち着いた。

製品名実売価格発売元
ポメラ オリジナルレザーケース 牛革 ネイビー キングジム (DM250/DM200用) LCASE01-NA 本革6600円Amazon