本日の一品

「ヘキサゴン多機能ペンシルケース」で鉛筆の芯を徹底的に守れ!

 時代は変わっても小学生~大人までお世話になっている筆記具の筆頭は鉛筆だろう。鉛筆削りで削るのが面倒くさいから、とか、芯先さえ収納してしまえば芯は折れないからという理由でシャープペンシル(繰り出し式鉛筆)を愛用中の人は筆者の周囲にも多い。

 確かにレガシーな鉛筆の世界も一時ほどの勢いはないが、今も国内外の鉛筆メーカー各社からさまざまな個性的な新しい鉛筆が登場してきている。そして多くの鉛筆好きユーザーが個性あふれるユニークな鉛筆を見つけ出して愛用しているのも現実だ。

 今日はそんな鉛筆ユーザーの為の大きな六角軸のケースをご紹介したい。小学生には自慢の一品になるかもしれない。

 筆者は普段から数種類ほどの鞄やトートバッグを活用している。そそっかしい筆者は過去に時々筆記具を入れ忘れたり、移し忘れたりすることが多かった。なので、防衛策として最近は全ての鞄によく似た組み合わせの筆記具を入れたペンシルケースを全ての鞄に収納している。「ヘキサゴン多機能ペンシルケース」はそのひとつとして使う予定だ。

 ソフトレザーやビニール系、ツイード系のペンシルケースは外部に対しては当たりが柔らかく理想的なのだが、内部の収納物を外部から保護する強度はそれほど持っていない。なので、芯キャップをせずに普通の鉛筆を収納すると、ときどき芯先が折れていることも多い。

 今回、ご紹介する「ヘキサゴン多機能ペンシルケース」はリボルバー式拳銃の弾丸を装填する弾倉、通称“レンコン”のような形をしている。見る角度によれば大部分が地下に隠れたミサイル発射台のようにも見える。収納できる鉛筆は全部で6本。削った芯先を奥にして押し込む形で収納する。

 そして、目的の鉛筆を取り出す時は任意の鉛筆側面にあるスライドバーで鉛筆を押し出すようにして取り出す仕組みだ。

 数㎝押し出せば、あとは指先で摘まんで引き出した方が効率的。スライドバーは最初は少し硬い感じがするが、慣れればスムースだ。そして中央の芯部分にはスティック型の消しゴムホルダーが鉛筆と同じように収納されている。

 消しゴムホルダーの取り出しは鉛筆のようなスライド方式ではなく、もう一段押し込むことでロックが解除され、先端が一段前にせり出してくるので指先で引き出す仕組みだ。間違った文字や線を消すためには、消しゴム本体を軸の両側から2本の指先で挟んでスライドさせる。国内でもごく普通に入手できるスティック消しゴムとよく似た使い方だ。

 ヘキサゴン多機能ペンシルケース外側のスライドバーのない面には、18㎝の透明なアクリルの定規が収納されている。ごく普通に指先で押してスライドすることで取り出せる。ヘキサゴン多機能ペンシルケースに収納されており、取り出せるモノは以上が全てだ。

 最後に、取り外しや取り出しは不可能だが鉛筆取り出し口の反対側には“鉛筆削り”が内蔵されている。

 削りかすは内部に収納できないが、ヘキサゴン多機能ペンシルケース本体と、芯を削りたい鉛筆をそれぞれ左右の手で握って、鉛筆を回転させて削る。

 メカニカルなギミックを搭載したヘキサゴン多機能ペンシルケースだが、製品の性格上、極めてタイトに作られている。筆者愛用の4H~6Bまで揃ってるCRAFTMANS PENCILやステッドラー、ファーバーカステルや国産のレガシーなブランド系鉛筆は全く問題なく収納できた。

 しかし、デザイン優先で少し軸の太い鉛筆などは収納・スライド取り出しが困難なものもあった。蛍光色鉛筆系のマーカーペンシルは問題なかったが、筆者お気に入りのBICボールペンはキャップなしでも、かなりタイトだった。ちなみに、筆者の購入したヘキサゴン多機能ペンシルケースに最初から収納されていた鉛筆は、濃さ2Bで断面が三角形の鉛筆6本だった。

 ヘキサゴン多機能ペンシルケースは、融通性皆無なハードケースなのでポーチ型のペンケースのように、時にマスキングテープや分度器、ブロック系の消しゴム、コンパスや小さな巻き尺、付箋紙などを臨機応変に収納することは100%不可能だ。

 ヘキサゴン多機能ペンシルケースは、たった6本の鉛筆だけを収納し、筆記に関連ある鉛筆削りと消しゴム、定規だけをインテグレートし、鉛筆の芯先プロテクトを一番に考慮したノンフレキシブルな目立ち度の高いハードケースだ。融通性のあるペンシルケースではなく、目的特化型のペンシルケースも時には面白いだろう。

商品購入価格
ヘキサゴン多機能ペンシルケースAliExpress1289円(2B鉛筆6本、定規、スティック消しゴム、鉛筆削り含む)