本日の一品

流行りのクリスタル風の腕時計をAliExpressで買ってみた

柔らかいシリコンベルトとクリアなベゼルの腕時計を超破格で手に入れた

 筆者は新旧に関わらず腕時計が大好きだ。歴史あるヨーロッパ系の腕時計にも惹かれるが宇宙開発に熱心だった元気なアメリカンな腕時計も捨てがたい魅力がある。手巻きや自動巻きの腕時計も少し手間はかかるがその分楽しい腕時計でもある。

 昨今の腕時計ば安価だが精度と視認性そして多少のラフな扱いにも耐えるデュラブルな構造がウリだ。精度は1960年の米ブローバの音叉時計で画期的に躍進し、1969年末のセイコークォーツアストロンで再び飛躍的に進化した。

腕時計は1960年代~現在までそのほとんどのテクノロジーとブームに付き合ってきた

 精度と同様、デュラブルな腕時計を目指し1983年にはG-SHOCKが登場。そして超低価格で日本が先導したクォーツ腕時計の市場奪還を目指したスウォッチも登場した。

 1993年にはシチズンから世界初の多局受信型の電波時計が登場し遂に腕時計普及の為の大事な3大要素である正確性、堅牢性、価格は頂点を極めた。その後はスマートウォッチの登場などがあり今も毎日進化しているのが腕時計市場だ。

 精度や堅牢性が上限近くになり価格が安定してきたスウォッチやG-SHOCK以降は人々が腕時計に求める要素は個性やそれを表現するデザインに目が行くようになってきた。

 一方、ブラウンのデザイナーであるディーター・ラムスの「良いデザインの10ヶ条」の10番目にあるように”Good design is as little design as possible”(良いデザインとはできるだけデザインしないこと)というシンプルデザインの腕時計も多い。

 しかし移り気な筆者はシンプルなデザインの腕時計に惹かれることもあれば時にはミーハーなデザインに惹かれることも多い。

 今回ご紹介する腕時計は本来はシンプルなデザインの腕時計をミーハーに化粧直しした腕時計だ。ここ数年ほど筆者のハマっているAliExpressで手に入れたモノだ。

約10種類ほどバリエーションのあるSKMEI腕時計の中から筆者が気に入ったのは黄色いシリコンバンドの8角形のベゼルカラフルなインデックスのアナデジウォッチだ

 腕時計ブランドとしては、文字盤12時位置になんて読めばよいかよく分からない“SKMEI”と記述されている。筆者の購入したモデルはダークグレーの文字盤上の12個のタイムインデックスがカラフルなタイプだ。長針・短針は明るいホワイト色なので時刻の視認性は極めて高い。

 ベゼル全体は昨今また流行り出しているクリアなプラスチック製で基盤部分の黒、文字盤の濃いグレー、イエローのシリコン製ストラップと相まってミーハー度はほぼ頂点の腕時計に仕上がっている。

 裏蓋には防水5mとの記述があるが信用しない方が良いだろう。とは言っても手を洗った時に被る程度の水ならゴムパッキンも付いているので支障はなさそうだ。

 駆動バッテリーは裏蓋に記述があるようにCR2016だ。ネットで買えば1個50円~100円くらいだろう。プラスネジで自分で裏蓋を開けて交換できるので超経済的だ。

駆動バッテリーは日本のどこでも50円~100円で入手できるCR2016を使う

 パッと見の外観は筆者も3本も買ってしまったカシオG-SHOCK GA-2100に似ているように感じるがSKMEIの方が外形サイズは若干大きく8角形のベゼルを採用している。

 8角形の代表的なモデルと言えば昨今では多くのカシオフリークがGA-2100を親しみを込めて”カシオーク”と呼んでいる様にオーデマピゲのロイヤルオークが原点だ。

筆者も3本ほど持っているGA-2100似だがSKMEIは少し大きく実際に持ちとかなりイメージは違う。最近はGA-2100の外観を自由に改造するキットが国内外で売れている

 国内外のネット上ではGA-2100をロイヤルオーク風に変身させるオプションパーツが多く販売されているがSKMEIの方はベゼルの周囲だけ見れば8個のマイナスネジのイメージが先行してDIYでロイヤルオークしている雰囲気だ。

マイナスネジ8個がより強烈な印象のカシオークよりカシオークしてるSKMEI

 今回のSKMEI腕時計で一番驚くべきことはその販売価格だ。筆者がネットで購入した9月2日の時点で本体価格が1374円。実際にはほかのモノも少しだけ一緒に買ったので割引とかもあり実質価格は1239円。1週間~2週間で日本に届く国際宅急便の送料もほぼ無料だった。

筆者が買った1カ月ほど前も今も1300円前後で購入できるSKMEI

 SKMEI腕時計を買ってから約1カ月後の原稿執筆時点(10月5日)に再度価格をチェックしてみたら1383円と少々値上がり。実際に購入する段階になると2%~3%の追加割引があったりほかの商品との抱き合わせで日本までの送料が無料になったりするのでだいたいいつも1300円前後と考えておけば良いだろう。

 現在のところ日本国内で一番安価な腕時計はダイソーの腕時計だと思うが、最も安くて300円~500円。昨今はそのほとんどが500円だ。

 500円のダイソーか? 1300円のSKMEI腕時計か? 好みはそれぞれだが安価な価格帯で選択肢が増えることは誰もが歓迎するだろう。

ダイソーの500円のなんちゃってTIMEXキャンパー(左)と1300円のなんちゃってカシオークのSKMEI(右)のどっちがよいだろうか

 SKMEI腕時計を実際に使ってみると、誰もがその素晴らしさに気づくはずだ。柔らかいシリコンラバー製のベルトは腕にしっくりと馴染み、現在時刻の視認性も抜群だ。クォーツ素子は多少当たりはずれはあるが、今回筆者が使いだして約2週間で誤差はほぼ10秒以下だ。

 唯一変わった仕様だと思ったのは、普通にアナログの長針・短針が現在時刻の時と分を表示し、GA-2100と同じように4時~6時位置のデジタル表示部分に表示されているデジタル時刻と秒の表示が10分ほど経過すると消えてしまうことだ。

アナデジ表示だが10分ほどすると自動的に液晶画面が消える。右上のライトボタンを押すと復活する

 別にアナログ表示があるのでわざわざデジタル表示が見たいことも少なく、まして今何秒かなんてまず見ることはないが、どうしても再度表示させたければ右上のライトアップボタンを押すことでまた10分間表示してくれる。4つのボタン操作は世界のデファクトになってしまったカシオ腕時計の操作とほぼ同様だ。

アナデジ表示だが10分ほどすると自動的に液晶画面が消える。右上のライトボタンを押すと復活する

 SKMEI腕時計、四季を通じて屋内外でのフィット感、視認性、ファッション性は抜群だ。文字盤カラーやインデックス、ベルトカラー等の組み合わせは約10種類。交換用ベルト付きキットモデルも用意されている。最近の流行でもあるトランスルーセントモデルのSKMEI腕時計は日本でもきっと人気商品となるだろう。

商品発売元購入価格
SKMEI 屋外LEDディスプレイ付き防水デジタル時計SKMEI1239円