本日の一品
3点支持でガッチリ固定、ボタンも避けやすい自転車用スマホホルダー
2023年10月11日 00:00
自転車用のスマホホルダーを選ぶとき、重要なのは「どれだけしっかり固定できるか」と「サイドボタンに干渉しないか」の2点。スマホが動いたり落下したりしないように固定力を強めようとすれば、ホールドする部分の面積を増やす必要があるので、固定時にサイドボタンを押してしまう可能性が高まる。かといってボタンを避けやすい構造だとホールド力が弱くなりそう。両立しにくい課題だが、この条件をうまく解決しているっぽいのが今回紹介するミノウラのスマホホルダーだ。
よくある自転車用スマホホルダーとは違う雰囲気の見た目で、どんな風に固定するのかイメージしにくいかもしれない。が、3つある爪みたいなものを縦横に広げられ、スマホ片側の角と、もう片側の中央付近の3点で支持する構造になっていて、実際に使ってみると意外とシンプルだ。
ただし、スマホをしっかり固定できるように縦方向の広さ調整には工具(付属の六角レンチ)が必要。さらにスマホの厚みに合わせて爪の高さを変えるときも同じ工具を使って調整することになる。といっても、それはスマホを別の機種に変えない限り最初の一度きりの作業だ。横方向は手で広げられるので、縦方向のサイズを手持ちのスマホにビシッと合わせたら、以降のスマホのセットは簡単。最後はロックレバーで横方向の爪が不意に広がらないようにすれば固定完了だ。
ここでのポイントは、縦方向の広さを変えるため上下の爪を動かすときに、上方向と下方向とで非対称のスライド量にできること。このスライドのさせ方によって反対側の中央付近に来る爪の位置を決められるので、スマホの両側にボタンがあっても爪に押されないよう調整できるのだ。また、たいていはスマホ下部にある充電ポートが遮られることもないため、モバイルバッテリーで充電しながら走りたい人にも向いている。
そんなわけで、ボタンやポートとの干渉を可能な限り避けられる構造でありつつ、かなり強固に固定できる。荒れた路面を走ったり段差を乗り越えたりしてもスマホはびくともしないし、付属のシリコンバンドも同時使用すれば安心感が一段とアップ。ちなみに、固定した状態でスマホの向きを回転させることも可能で、ナビしてもらうときは横置きに、停車して検索などをしたいときは縦置きに、という感じで場面に応じた向き変えも自在だ。
対応するスマホのサイズは横幅55~85mm、縦幅123~170mm、厚さ6~18mmのもの。ハンドルのパイプ径は22.2~35mmとなる。Google Pixel 7 Proのようなやや大きめのスマホでも問題なく固定でき、多少厚めのスマホケースを装着した状態でも使えるだろう。
夏が終わって涼しくなってきた……というか、近頃はむしろ寒いくらいだけれど、サイクリングにはちょうどいい季節ではある。新しいスマホホルダーを使って、スマホと一緒に外にお出かけする機会を増やしていきたい。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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Phone Grip iH-700 | ミノウラ | 3391円 |