本日の一品

やり過ぎを手軽に防ぐ「SHARGE Capsule Gravity」

 一時期、生産力を上げる「ポモドーロテクニック」というものが流行した。25分の作業時間と5分の休憩時間を繰り返すことで、集中して作業でき、生産性が上がる、ということらしい。

 筆者の場合、比較的短時間で作業に集中できるのだが、いったんそうなると、スポーツ選手でいうところの「ゾーン」に入った状態になり、時間を忘れて作業してしまう。「いいじゃないか」と思われるかもしれないが、終わってみると腰への負担が半端なくかかっているし、下手したら飛行機に乗っているわけでもないのにエコノミー症候群にかかってしまう。これでは命に関わる。

 そこで、簡単に時間管理のできる「SHARGE Capsule Gravity」をクラウドファンディングで購入した。普段は時計として、ひっくり返せばポモドーロタイマーのほか、タイマー、カウントダウン、ストップウォッチに切り替えられる。ひっくり返すだけでいいというのが手軽でよさげだと感じたのだ。

 SHARGEらしく、クールなスケルトンボディが目を引くデザイン。サイズは幅約95mm、高さ約33mm、奥行き約38mmとコンパクト。デスク脇に置いておいても邪魔にならないサイズ感だし、なんならポケットに入れていつでも持ち歩けそうだ。

SHARGE Capsule Gravityのイエローバージョン
手のひらの中にすっぽり収まってしまいそうなコンパクトさ

 ネットワークにつなげられる製品ではないため、まず時計合わせをする必要があり、それが少々面倒くさい。1つしかないボタン(電源ボタン)を長押しして設定したい場所を指定し、短押しで値を変更する。「戻る」ボタンがないため、日にちや分、秒の設定で、表示させたい数値を行き過ぎてしまうと、29回、または59回ボタンを押して合わせねばならない。30年以上前のデジタル置き時計の設定を思い出してしまうような操作感だ。

 ただ、これを終えれば後の操作は簡単だ。時計表示の状態から、上下逆さまにひっくり返せばポモドーロタイマーが発動する。作業時間の終わり、休憩時間の終わりには「ピーピー」というアラームが鳴るため、目を離していても時間の区切りに気づくことができる。

 実は、数年前にライフハックとしてのポモドーロテクニックを知ったときに、スマホにポモドーロタイマーアプリをインストールしたのだが、「さて仕事をしよう」とスマホを手に取ったとたん、仕事のことを忘れてスマホをいじりまわしてしまう、ということがたびたび生じた。そのため、アプリを使うのをやめてしまったのだ。

 しかし、このSHARGE Capsule Gravityはひっくり返すだけで、ポモドーロタイマーを利用できる。手軽だし、余計なことを考えなくていいので、すぐに仕事に取りかかれる、という効果を得ることができた。

 そのほかにも、カウントダウンタイマーやストップウォッチなどがあるが、面倒だと感じると使わなくなってしまうので、時計&ポモドーロタイマー専用アイテムとしてデスク脇の窓枠に置いている。

 5000mAh容量で20WのPD対応モバイルバッテリーとしても使えるので、少しもったいないかな、とも思うのだが、使わなくなるより断然いい、と割りきっている。

オプションのケーブルストラップ
バッテリーを持ってきたのにケーブルがない、という事態を防げる。本体はUSB Type-C端子で本体を充電、または端末を充電する

 なお、クラウドファンディングでは同じものを色違いで2つ購入しているので、もうひとつのほうは、携帯しようと思う。通知音がうるさいのだが、出先でも集中力を高め、作業できるかもしれない、と少しだけ仕事が楽しみになった。

2台あればなんとかなる
製品名販売元購入価格
SHARGE Capsule GravitySHARGE7550円(1台)
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