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実質9800円で「OPPO Reno9 A」を手に入れた、ミドルレンジなのに“あの機能”があることに驚き!
【OPPO Reno9 A】
2023年7月31日 00:00
夕食後、家人が「当たった、当たった」とニヤニヤしながらスマホを見ている。何事かと聞けば、オウガ・ジャパンが6月13日に発表し、22日に発売したばかりの「OPPO Reno9 A」の“ガチャキャンペーン”で1万円相当のPayPayポイントが当たったのだという。
もっともこのポイントは、OPPO Reno9 Aを期間内に購入して、利用開始して、所定のフォームへの入力を行わないともらえないのだが、ただでさえワイモバイルオンラインストアで最大2万1600円引きのキャンペーンを行っているのに、1万円相当のポイントがもらえるということで、出たばかりの機種が実質9800円で手に入ることになる。
持てるすべてのSIMカード入りスマホを使って応募し、そのうち1台で見事A賞(1万円相当)を引き当てることができた。
「Reno7 Aと、ほとんど変わっとらんじゃろがい」というレビューが散見されたが、筆者にとっては“初OPPO”。前モデルを持っていたのであれば、同じような感想を抱いたかもしれないが、比べるものがないだけに強い。
高級感のある背面
申し込みからすぐに届いた初めてのOPPO、Reno9 Aは、背面がすりガラス状で高級感があると感じた。
「すりガラス」と表現したが、これはOPPO独自の「OPPO Glow」という背面加工だという。
すりガラスのようなのにGlow(輝く)とはこれいかに、とOPPO初心者のため、名称にギャップを覚えてしまったのだが、それはそれとして、輝きを押さえたサラサラの手触りは、しばらくなでまわしてしまうほど心地よかった。
仕様をおさらい
ざっと仕様をおさらいすると、ディスプレイは約6.4型、フルHD+(2400×1080)解像度のAMOLED。リフレッシュレートは一部のアプリやコンテンツでは制限があるものの、90Hzであり、一般的なものより1.5倍の滑らかさが期待できる。
アウトカメラは三眼。上から広角(約4800万画素、F値1.7)、超広角(約800万画素、F値2.2、画角120度)、右にあるのはマクロ(約200万画素、F値2.4)だ。
インカメラは約1600万画素で、F値2.4。最近購入したAQUOS R7より画素数は多いが、わずかに暗く撮れるといった印象か。
バッテリーは大容量の4500mAhで、連続待受時間は最大440時間(約18日間)、連続通話時間は最大1950分となっている。通話に使うことはほとんど想定していないが、調べものやマップを見るため手に取ったときにほぼいつでもスタンバイOKであるというのは心強い。
インターフェイスはほかのOPPO製品同様、AndroidをベースにしたColorOSを採用しており、そのバージョンは13。純粋なAndroid OSではないが、少なくともワイモバイル版ではGoogle Playストアがプリインストールされているし、そのほかのGoogleサービスも最初からインストールされているので、特に困ることはないだろう。
個人的にうれしいポイント
個人的にうれしいと感じたのはメモリーの容量と、高い防塵防水性能を備えていることだ。
デフォルトではメモリー容量が8GBあり、「RAM拡張機能」、いわゆる仮想メモリーとしてさらに8GB、合計すれば最大16GBを利用することができる。16GBメモリーは数値だけ見れば、筆者が常用しているWindowsパソコンと同じである。
また、防水ではIPX8、防塵ではIP6Xに準拠しており、バイク用ナビとして使っている最中に大雨が降ったとしても、スマホが壊れてしまうという心配をしなくて済む。
レシピサイトを見ながら調理中に、手が汚れているからとわざわざ洗って、手ぬぐいなどで手を拭いてよく乾燥させてから操作しなければいけない、といったこともない。スマホ側の汚れを気にせずに使えるというのは、かなりストレスフリーになる。
チップセットが前モデルと同じQualcomm Snapdragon 695 5Gを使っているとはいえ、メモリー容量が増えたおかげで、OPPOのいうところの「もっと、サクサク。」が実現できていると感じた。
3アプリ同時起動が便利
何より、作業をいっぱいに広げられるほどのメモリー容量のおかげで、ハイエンドスマホのような使い方ができる。それは、3アプリ同時起動だ。
2つのアプリを同時に立ち上げる分割画面、その上にさらにピクチャーインピクチャーで別のアプリを立ち上げ、合計3アプリを同時起動するのはほかのスマホでもできるが、ピクチャーインピクチャーに対応しているのはGoogle マップ、Amazonプライムビデオ、YouTube(プレミアム会員のみ)などに限定されている。
しかし、OPPOの端末では、「ピクチャーインピクチャー」と似た機能を「フローティングウィンドウ」という特殊機能扱いにしているからか、純正Androidスマホと比べ、さまざまなアプリをほかのアプリの上に重ねて表示できるようになっている。PayPay、Bluesky、電卓などなど。
よく使うアプリを「スマートサイドバー」(Galaxyスマホでいうところのエッジパネル)に登録しておけば、アプリのフローティングウィンドウ表示や分割画面表示を簡単に行える。
以前、Galaxy FoldやNote10+の日本上陸イベントで、「Galaxyなら、3アプリ同時立ち上げ可能!」というプレゼンを見て感動したことがあったのだが、「あのハイエンド……もとい、フラッグシップモデルのような機能が、実質9800円のミドルレンジモデルのスマホでできてしまうのかー」と、別の意味で感動してしまった。
ベテランOPPOユーザーにしてみれば、「前からあるよ」と笑い草にされてしまうそうだが、初めてのOPPOだし、ずっと手にしたいと思っていたOPPO製品ということもあり、ほかにもある“特殊機能”を「もっと」深掘りしていきたいと感じた。