本日の一品
オフィスにお出かけに、けっこう便利な開放型イヤホン「nwm MBE001」
2023年6月13日 00:00
突然ですが、筆者は自宅でもオフィスでも移動中でも、音楽を嗜むことが多いです。
自宅ではスピーカーで音楽を聴くことが多いですが、オフィスや電車、飛行機の中ではスピーカーでガンガン音を鳴らすことはできないので、イヤホンを使います。イヤホンを使えば音楽に集中できますが、一方でスマートフォンの着信が聞こえなかったり、歩きながらの使用に不安を感じたりと、その特徴ゆえのデメリットを感じている方もいらっしゃると思います。
今回は、開放型なのに音漏れしないという、NTTソノリティの開放型フルワイヤレスイヤホン「nwm MBE001」をさまざまな場所で使ってみました。
音漏れしない開放型イヤホン「nwm MBE001」
開放型イヤホンといえば、これまで外の音も聞こえるし、イヤホンの音も外に漏れているということが普通でした。密着しない分、両方の音が出入りしてしまいます。
「nwm MBE001」では、NTTのPSZ（パーソナライズサウンドゾーン）技術で、イヤホンの音と逆相の音波を外側に向けて発射することで、イヤホンの外に漏れた音を打ち消すことで、“音漏れしない”を実現しています。正確に言うと、「音漏れはしているけど、その分を打ち消している」ということになります。
筆者も最初は半信半疑でしたが、実際に他人が装着している場面で聞き耳を立てたり、リアルな会議中に装着して横の人に聞いてみたりすると、しっかりと打ち消されていることがわかりました。
オフィスでは、人と自然な会話ができる
さっそく、オフィスで仕事中に使ってみることにします。
オフィスでは、長時間使用することが多いので、これまでの密閉型イヤホンでは、耳の中が蒸れてしまい、時々外して耳を休ませていました。また、移動する際は回りの音が聞こえないので、外して移動していました。回りの音が聞こえないので、スマートフォンの着信に気づかないこともありました。
「nwm MBE001」では、外の音が聞こえるのと、耳を密閉しないので、耳への負担が軽減されていると感じました。外の音も自然に聞こえるので、ほかの人との会話もスムーズ。周りが騒がしい時は当然そのまま聞こえてしまうので、不向きなシーンではありますが、スピーカーで音楽を聴いているのと変わらないほど、音質も良好です。
移動先でも、オフィスと同じ使い勝手
駅の待合室や空港のラウンジでも、「nwm MBE001」は使い勝手がいいです。
電車が遅延していたり、飛行機の発着案内を確認したり、アナウンス（音で）で情報を得ることが多いです。かといって、いつアナウンスが入るかわからないので、これまでは「アナウンスが始まったかな」というタイミングで、イヤホンを外し、また装着するということをしていました。当然、アナウンスを聞き逃すこともあります。
「nwm MBE001」では、外の音をそのまま聞くことができるので、アナウンスを聞き逃すといったリスクも少なくなります。装着感が小さいので、思わずイヤホンを付けたまま保安検査場を通過しそうになるほど（金属探知機で引っかかる）、付け心地も良い感じです。
歌の練習にも使えるかも
変わった使い方になりますが、カラオケで歌い慣れていない楽曲を歌う場合にも使えます。
カラオケのスタートとプレイヤーの再生ボタンをしっかり合わせる必要がありますが、音程や歌い出しが難しい楽曲では、原曲を聴きながらカラオケを楽しめます。
耳の穴には触れないので、あごが動いてもイヤホンが落ちたりすることがないので、Web会議で発表する場面でも快適に利用できそうです。
ケースにバッテリーがないのがデメリット
一方で、「nwm MBE001」には充電ケースこそあれど、そのケースにバッテリーが搭載されていません。ケースと充電器（USB Type-C）を接続し、ケースにイヤホン本体を収納している間だけ充電できるので、ワイヤレスイヤホンでおなじみの「移動中に充電する」という使い方ができません。
「nwm MBE001」のユースケースとして、自宅やオフィスでの使用を想定していることから、充電ケースというよりかは、ワイヤレス充電器のような形を想定されたのかもしれません。今回の、筆者のような使い方では、いささかこの点が不便に感じてしまいました。
NTTソノリティでは、同じPSZ技術を活用した有線の開放型イヤホン「nwm MWE001」も展開しているので、機会があれば次はこちらを試してみようかと思います。
| 製品名 | 発売元 | 実売価格 |
|---|---|---|
| nwm MWE001 | NTTソノリティ | 2万4200円 |
