本日の一品
まるで鬼コーチ? アスリート志向のランニングウォッチ「Polar VANTAGE V」
2019年5月7日 11:00
「ランニングウォッチ、どれを買ったらいいの?」と、たまに周囲の方から聞かれることがあります。
ウォーキングやランニングをするなら、距離や成果を測定できるランニングウォッチはあったほうが絶対楽しい! と普段から筆者が公言しており、わりと数多くの製品を試しているせいかもしれません。むしろ最近は、新しいランニングウォッチを買って試すために走っているような気がしなくもないです。
もし、ガチめにランニングなどの運動に打ち込みたいとお考えであればPOLAR(ポラール)という選択肢があることを知っていただきたい。というわけで今回は同社のランニングウォッチ「Polar VANTAGE V」をご紹介させてください。
「Polar VANTAGE V」は心拍計、GPSを内蔵し、ランニング時の距離や速度を測定してくれるランニングウォッチとしての機能を備えています。しかし備える機器の一つ一つに「本気度」のようなものが詰まっているように筆者は感じました。
そのひとつが光学式の心拍計です。心拍計メーカーの老舗であるPOLARだけあって、本製品はよくある接触式センサーと緑色のLEDに加えて、赤色のLEDを備えます。これにより精度の高い心拍データを測定できるそうで、トレーニングによって装着者にかかった「運動の負荷」を測定してくれるようになっています。
この運動の負荷の測定と記録というのが、ありそうでなかったように思います。
確かにランしながら心拍数を見て「まだ余裕あるな」とか「もうちょっとペースを落としたほうが良いな」とか考えることはありました。
トレーニングの結果、身体にどれくらい負荷が残っているのかを測定・記録してくれるランニングウォッチは、筆者にとっては初めての体験でした。同社はこれを「カーディオ負荷」と定義しています。
このカーディオ負荷、毎日ちゃんと運動していないと同製品は測定値を出してくれません。ここのところ繁忙期であまり走るヒマがなかった筆者は、見事に「トレーニング不足」と断定されました。
その後、毎日の通勤で駅まで数kmの距離をウォーキングするようにしたら、ようやく表示が「適切」になりましたが、ちょっとサボったらすぐに「現状維持」へ落ちる。だんだん、運動を監視する鬼コーチがついているような気がしてきました。
ランニングなどの運動量を計測してくれる機器は、トレーニングすると「よくやった!」とか「さすがです!」などと装着者をホメ称えて良い気分にしてくれます。
それによって毎日の運動を促したりするものですが、本製品は「運動はするのが当然!」とでも言わんばかりに装着者の背を押してくれます(追い立てる、とも言う)。
ランニングウォッチの王道はGARMIN(ガーミン)だと思いますし、カシオなども多く手がけています。予算に多少余裕があるならApple Watchという選択肢もあります。ファッション性に重きを置くならFitbit(フィットビット)もいいですし、シャオミなど中国製の安価な活動量計も数多く出ています。迷うのも無理はないかなと思います。
ただ、わりとガチ目に運動に打ち込みたいとお考えの方には、「Polar VANTAGE V」をぜひおすすめしたい。ちなみに同社の胸に付けるタイプの心拍センサーを組み合わせて使えば「どれくらい疲労から回復しているか」も測定可能になるので、アスリートを目指す方にはあわせておすすめです。あなたも脳内の鬼コーチに叱咤激励されながら走ってみませんか。
製品名 | 購入場所 | 価格 |
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Polar VANTAGE V | Amazon | 6万7228円(税込) |