本日の一品
IKEAのHue互換? スマートライト「トロードフリ」、徐々に進化する
2019年5月8日 06:00
北欧の家具量販店IKEAから販売されている独自のスマートライト「トロードフリ」は、フィリップスのHueよりもやや安価ながら同等の機能をもち、リーズナブルにスマートホームを実現できるのが特徴。以前本コーナーで紹介したように、Hueブリッジと連携して、Hueと同じようにスマートフォンアプリから操作可能にする“裏ワザ”も使えるアイテムだ。
このトロードフリが徐々にラインアップを拡充してきている。そのなかでも目を引いたのが、小さなダイヤル型のリモコンで調光するモデル。ベースになる部分と、その上にマグネットでくっつくリモコン本体の2層構造になっていて、上層の本体を時計回りに滑らすようにゆっくり回転させればライトを明るく、反時計回りに回転させれば暗くすることができる。でもってサッと素早く回せばオン・オフできるという、全ての操作を回転だけで行なえるシンプルなスイッチだ。
セットになっている電球は、最初に販売されたトロードフリよりもさらに明るい1000ルーメン(前回は980ルーメン)。色温度は温白色の2700Kオンリー。昼白色などには変更できないから、Hueでいえば調色機能が省かれた「Hue ホワイト」と同等と言える。気になるHueとの互換性は、こちらも前回と同じ。Androidの「Hue Essentials」アプリやiOSの「Hue Lights」アプリでHueブリッジと連携することで、Hue公式アプリから操作できるようにはなるが、代わりに調光リモコンが使えなくなるという形だ。
このへんは残念ではあるけれど、元々のダイヤル型リモコンの操作感が気持ちいいので、アプリからしか操作できないようにするのはもったいない。くるくる回すだけで微妙な明暗調整が自在にできるのはなかなか楽しいのだ。ただ、リモコンを手持ちして回すと、わずかな振動のせいか、静電気のせいか、オフにしたあとに再び明かりがついたりしてしまう。誤動作が目立つようなら付属の両面テープか、別途用意したねじで壁などに固定して使おう。
アプリから操作したい人は、ようやくトロードフリ用のゲートウェイも国内発売されたので、そちらと専用アプリを使うと良さそうだ。このゲートウェイを使うことでリモコンからも、アプリからも操作できるものと見られる。今回紹介した電球はE26のサイズだが、小さなE17のサイズもラインアップされている。これから自宅の照明をスマート化するなら、リーズナブルなトロードフリのシリーズで揃えてみてもいいかもしれない。
製品名 | 発売元 | 価格 |
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トロードフリ スマートキット | IKEA | 2499円(税込) |