本日の一品

季節遅れで買ってしまった「Calendar Keycap Set」

 パソコンやスマホなど、当然のように時計機能やカレンダー機能が内蔵されている商品を使っている時でも、壁に掛けたカレンダーやデスクトップに立てかけた三角カレンダーは便利な道具だ。これはたまたま筆者の世代だと、生まれたときにはパソコンやスマホが存在しなかった世代だから、どうしても見慣れている壁掛けカレンダーや机の上のカレンダーに自然と目がいってしまうのかもしれない。

 パソコンやスマホネイティブの世代は、壁のカレンダーとは無縁だったり、腕時計とは無縁なのかもしれない。そんな人間には極めて相性が良さそうなキーキャップの「Calendar Keycap Set 2018」がキーボードの老舗であるダイヤテック社から発売されている。なんと筆者はこの商品を毎年、カレンダーが店頭から姿を消す4月頃になって見つけて買ったために、年間の4分の1は使わないというもったいないことをしてしまった。

売っていることを気づくのが遅くなって年の4分の1を無駄にしてしまった
最近、巷で売り切れの相次ぐウォッチバンドカレンダーに続くアナログ系昭和なカレンダーだ

 ご覧になっておられる読者の方々はもうお気づきだとは思うが、このキーキャップはこのままでもただのカレンダーとして何とか使えないこともないが、実際には、自分が日常使いにしている愛しいキーボードのキーキャップを交換するためのパーツとして販売されている。筆者の購入した商品は、黒のキーキャップでキートップにひと月分のカレンダーがそっくり印刷され、1月から12月までの12個セットで販売されている。モデルによって白いキーキャップのものや、前面にカレンダーが印刷されているFnキー交換モデルもあったようだ。

キーボードの老舗らしくキープラー(キーキャップの引き抜きツール)も同梱されている

 交換対象となるのはドイツ、チェリー社のメカニカルMXキー搭載のキーボードの上2段までのキーキャップが対象だ。もちろん、キーボードの老舗の限定発売商品なので、キーキャップを引き抜くための専用ツール「KEY PULLER」も付属する。残念ながら筆者の自宅デスクトップパソコンのキーボードもThinkPadに合わせて、全てがトラックポイント付きのThinkPadキーボードなので、同商品は適合しない。

 部屋の中をいろいろ探し回っていたら、偶然にも最近買ったばかりのテキスト入力専用機である愛用の「Freewrite」がチェリーのMXメカニカルキーの茶軸であることを思い出し、最上段のキー12個を交換してみた。QWERTY配列のキーボードの場合、最上段のキーは数字キーと、SHIFTキーを同時押しすることで表示する特殊文字などが割り当てられている。その辺りのキー配列がうろ覚えでタッチタイプの不得意な筆者には多少の不安があったがほどなく慣れてきた。

チェリーMXの茶軸を採用しているFreewriteの最上段列を交換することにした
日夜スケジュールとにらめっこしているビジネスピープルには最適かも
1軸のキーホルダー型テスターにはピッタリ…… 1.5サイズを使用しているKACHAには幅1.0のキートップは小さ過ぎたが、機能性は十分だ

 筆者は愛用の手遊びガジェット「KACHA」やたった1個だけのキースイッチからなる「メカニカル キーボードスイッチ テスター」に取り付けて一人で満足している。来年も発売されるなら、今年の年末から待ち構えて購入したいジョーク満載のアイテムだ。

製品名販売元購入価格
Calendar Keycap Setダイヤテック1380円