本日の一品

ケーブルを片手で抜き差し可能、デスクに固定できるクランプ式のUSB充電器

 USBケーブルをはじめとして、パソコンやスマホ、タブレットなどで使用するケーブルの多くは、片手で抜き差しするのが難しい設計になっている。そのため、充電器からケーブルを抜く場合は、片手でこれらを押さえつつ、もう一方の手でケーブルを抜かなくてはいけない。つまり必ず両手が必要になるわけで、これは意外に面倒くさい。

 今回紹介するサンワサプライの「ACA-IP51W」は、クランプ式のUSB充電器だ。デスクなどにがっちりと固定できるため、ケーブルの抜き差しが片手で行えるようになる。頻繁にケーブルを抜いたり挿したりする環境であれば、これだけでかなりの省力化につながる。

デスクに固定して使用する。ショートケーブルを併用すればデスク上をさらにすっきりさせられる

 外観だけ見ると、古くから存在するクランプ式電源タップとそっくりだが、本製品はあくまでもUSB充電器であり、コンセントはひとつも搭載しないのが面白い。さらに一般的なUSB A×3ポートに加えて、Type-C×1ポートを搭載するなど、新しい規格もしっかりとフォローしている。

デスク端に固定するという仕組み上、電源ケーブルは2mとかなり長めだ
クランプ式で挟み込んで固定する。左右の黒い部分は滑り止めのゴム
USB A×3ポート、USB Type-C×1ポートを備える。合計で4.8Aまで対応する

 ネックなのは、電源タップの筐体を流用しているためか、ポートが占めている面積に比べ、ボディがやや大柄に感じることだろうか。6ポートほどあればバランス的によかったのではないかと思うが、このあたりは今後への課題だろう。

 ちなみに製品ページやパッケージなどには記載がないが、本製品をしっかりと固定するには、クランプで挟み込むためのデスクの縁が30mm(実測値)は必要になる。縁が狭く、これよりも深く挟み込めないデスクは、しっかりと取り付けることができない。クランプ式の製品にありがちなポイントで、この点は購入前にきちんとチェックしておくことをおすすめする。

横から見た状態。厚さ10~40mmまでの天板に固定できる
しっかりと固定するには、クランプで挟み込むためのデスクの縁が30mmは欲しいところ
製品名販売元実売価格
ACA-IP51Wサンワサプライ3670円