てっぱんアプリ!

サイクリングや街中移動に、方向と距離だけをナビするアプリ「U-ROUTE」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: U-ROUTE
開発者: ONE COMPATH CO., LTD.
価格: 無料
対応OS: iOS 13.0 以降
カテゴリ: ナビ

 自転車向けのナビアプリを使ってみたものの、案内が細かすぎてかえってよくわからない……。そんなときは、方向と距離だけで案内してくれるナビアプリ「U-ROUTE」を使ってみよう。

方向と距離で目的地を目指すナビアプリ「U-ROUTE」

レーダー風の画面で目的地までの方向・距離を表示

 「U-ROUTE」は、目的地までの方向と直線距離を表示する自転車向けのナビアプリ。スタート地点(現在地)と目的地を地図上で指定するか、住所入力して決め、ナビを開始すると、画面にレーダー風のグラフィックで方向が、大きな文字で目的地までの距離が、それぞれ表示される。途中で交差点を曲がる、直進する、などの案内が入ることはないので、方向と距離の表示だけを頼りに目的地に向かうことになる。

 きめ細かくルート案内してくれる自転車向けのナビアプリでは、指示タイミングが遅くなったり、目立たない細い路地を案内されたり、交通量や道路の構造などから現実的に自転車では通れない場所に遭遇したりして、結局スムーズに走れないことがある。対して本アプリでは、方向と距離という最小限の情報をもとに、実際の道路や交通事情から、自分の判断でルートを決めて進むことになる。その分、周囲の景色や安全に目を向けて走ることができるだろう。

出発地と目的地を地図のタップ、または住所入力で指定
ナビを開始。レーダー風の画面で方向と距離が示される
目的地に近くなるとレーダーの色が変化する
画面下部のボタンを押すとメニューが表示。ナビの中断もここから
「マップ表示」では地図で現在地を確認することも可能

経由地の設定で寄り道の案内もOK

 最終目的地だけでなく、複数箇所の経由地を設定することもできるので、コンビニに寄ってから目的地に向かう、あるいは複数の訪問先を順番に巡る、というようなシチュエーションにも対応する。目的地までの残り距離に応じて方向を示すレーダーの色が変化するなど、画面を一瞬視界に入れるだけで状況把握できる工夫が随所に盛り込まれている。

 ホルダーなどを使って自転車のハンドルにスマートフォンを固定した状態で使うのが基本。ただしホルダーがない場合でも、信号待ちなどの停車時にスマートフォンをポケットから取り出して画面を確認する、というような使い方でも役に立つ。郊外をのんびり走るサイクリングのときはもちろん、シェアサイクルなどで不案内な街中を移動するようなときも活躍すること間違いなしだ。

複数の経由地を設定することもできる
経由地を設定したときは、画面を左右フリックすることで、その区間における方向・距離を確認
レーダーの色を変えるタイミングなどはカスタマイズ可能