てっぱんアプリ!
Gmailほか、Googleサービスのあらゆるデータを一気にバックアップする方法
2019年1月11日 06:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: Gmail
開発者: Google LLC
価格: 無料
対応OS: iOS 11.0 以降、Android OS
カテゴリ: ツール
ダウンロード: iOS Android
サービスのクラウド化が進んだとはいえ、万が一に備えてデータをバックアップするのは大切なこと。例えばクラウドサービスがダウンしたり、停電で携帯電話基地局が止まったりすると、一切データにアクセスできなくなってしまう。他の代替サービスに移行する際にも、クラウド上にあるデータを取り出せるかどうかは重要だ。多数のデータを抱えるGoogleサービスはどうだろうか。実は、メールや予定、Webブラウザーのブックマークなど、Googleサービスではあらゆるデータを簡単にバックアップできるようになっている。
データのバックアップはGmailアプリかWebブラウザーで
今回は例としてAndroidのGmailアプリを使った手順を紹介するが、Google アカウント(https://myaccount.google.com/)にWebブラウザーからアクセスしても同じことが可能だ。iOSの場合はGmailから管理画面にジャンプできないので、直接Webブラウザーでアクセスしよう。
まずはGmailのメニューから「設定」を選択。アカウントを選んで「アカウント」配下の項目をタップすると、「Google アカウント」の管理画面が表示される。次に「データとカスタマイズ」のタブで「Google ダッシュボードに移動」を選び、最初に見える「データをダウンロード」リンクをタップする。
そうするとデータのダウンロードページに遷移し、「追加するデータの選択」以降にGoogleのあらゆるサービスが一覧される。ここでバックアップしたいサービスを好きなだけ選んでから、ページの末尾にある「次へ」ボタンをタップしよう。バックアップデータは1つ、または複数の圧縮ファイルにまとめられ、後でそのダウンロードリンクをメールで通知してもらうか、Google ドライブ、Dropbox、OneDrive、Boxいずれかのクラウドストレージにアップロードするかを決められる。
ここでおすすめしたい選択肢は、Google ドライブなどのクラウドストレージにいったんアップロードすること。なぜならクラウドストレージに十分な空き容量があれば、データがサーバー上でアーカイブされた後、即座にクラウドストレージにアップロードされ、その後すぐにダウンロードできるようになるからだ。ただし、バックアップデータの容量がギガバイト単位になることも考えられるので、スマートフォンにダウンロードするときはWi-Fi通信を利用したい。
一方、ダウンロードリンクをメールで通知してもらう方法は、クラウドストレージに余裕がなくても利用できるというメリットがある。けれど、データをダウンロードできるようになるのが1週間後になってしまうため、急いでいるときには向かない。いずれにしてもダウンロードしたデータを閲覧するには、圧縮ファイルを展開するツールで復元する必要がある点にも注意。まずは昨年1年間のデータをバックアップして、気持ちを一新させたうえで仕事のスタートダッシュをかけたい。