てっぱんアプリ!

クラウド上のファイルをオフラインでも自由自在に扱えるようにする「FolderSync」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: FolderSync
開発者: Tacit Dynamics
価格: 無料
対応OS: Android 4.1 以上
カテゴリ: ツール
ダウンロード: Android

 オンラインであれば、いつでも画像・文書ファイルにアクセスできるクラウドストレージ。でもオフラインになるとアクセスできなくなってしまうのが問題だ。サービスによってはオフラインアクセス機能もあるけれど、ファイルの保存先を自由に決められず、スマートフォンのストレージ容量が少ないときは使いにくかったりもする。もっと自在にクラウドと同期してオフラインアクセスを使いこなしたい。そんなときに使えるのが「FolderSync」だ。

クラウドストレージと端末の任意のフォルダなどを同期できる「FolderSync」

クラウドと端末ストレージの任意のフォルダ間で同期

 「FolderSync」は、クラウドストレージの任意のフォルダとスマートフォンのストレージとの間で同期が可能なファイル管理ツール。クラウドと端末だけでなく、端末内の任意のフォルダとフォルダ、LAN内の共有フォルダと端末のフォルダ、といった具合に、さまざまなパターンでファイルの同期が可能になっている。

 クラウドと端末を同期させるときは、最初にクラウドストレージサービスと連携した後、クラウド上の任意のフォルダと端末の任意のフォルダを指定する。端末のフォルダは内蔵ストレージでもいいし、SDカードでもOKだ。管理やアクセスがしやすいフォルダに同期するよう設定すると良いだろう。

最初にクラウドストレージサービスとの連携設定を行なう
代表的なクラウドサービス以外に、LAN内の共有フォルダにアクセスするSMBやSFTPなども選べる
同期フォルダの設定はステップバイステップで進められるウィザード形式でも可能
同期フォルダの設定画面
クラウドストレージ側の同期先を指定
端末ストレージ側の同期先を指定。内蔵ストレージはもちろんSDカードも指定可能

スケジュール設定で効率的にファイルを最新の状態に

 同期のタイミングはユーザーが決められる。アプリ上の「同期」ボタンをタップすれば、変更のあったファイルのみアップロード・ダウンロードして同期する。もしくは、同期タイミングを細かくスケジュール設定する機能を使って、5分〜12時間の一定時間ごとに自動で同期したり、特定の曜日や時間帯にのみ実行されるようにしたりすることも可能だ。

同期するタイミングは5分〜12時間、または毎日・毎月といった間隔を指定できる。曜日や時間帯で同期もOK

 これらの機能を上手に活用すれば、他の人が頻繁にアクセスする共有フォルダを同期するときでも、必要最小限の通信で最新に保つことができる。もちろん端末内にファイルの実体が保存されるので、オフラインでも常にそのフォルダ内のファイルの参照や編集が可能だ。Wi-Fiに接続しているとき、特定のWi-Fiアクセスポイントに接続しているとき、充電しているとき、といったように、同期タイミングを細かくコントロールする詳細な条件を加えるのも簡単。クラウド上の重要なファイル、もしくは端末上の重要なファイルを相互にバックアップしておきたい、という場面でも活躍するだろう。

同期する内容にサブフォルダを含めるか含めないかも決められる
Wi-Fi接続時で、かつ特定のアクセスポイントに接続しているときのみ同期する(しない)など、柔軟な設定が可能