スタパ齋藤のApple野郎

2021年新型iPhone 13シリーズ、俺ならコレを買うッ!!!

ぐぬぬぅ〜期待していたiPhone 13シリーズが……ザ・残念!!! だがしかし!!!

 バシッと出揃った2021年最新iPhone。今度はどんな新機能・新性能で我々Appleデバイスファンを驚かせてくれるのか? 猛暑が終わって涼しい風が吹く頃から、ネットではいろいろな噂が飛び交った。そして先日、発表っ!!!

2021年の最新iPhone、iPhone 13シリーズ。左から、上位モデルのiPhone 13 Pro MaxとiPhone 13 Pro、スタンダードモデルのiPhone 13、iPhone 13 mini。

 今度のiPhoneこそ、2021年の最新モデルこそぉ〜!!! と期待していた人も多かったハズ。何を?

 そりゃアレだ。「そろそろLightningからUSB-Cへ」「やっぱり指紋認証(Touch ID)を復活」といったあたり。とくにこのコロナ禍のマスク生活で、指紋認証の利便に改めて気づいたスマートフォンユーザーが多かったっスよね〜。

 しかし!!! まさかの「どちらもスルー」なのであった。まあ、やるときはヤルのがAppleであり、やらないときは無慈悲に何にもしないのがApple。あっそうですか〜、USB-Cも指紋認証もナシですかハイ了解ですわかりました来年に期待です以上、って感じではある。

 なお、最新iPhone 13シリーズと従来機種iPhone 12シリーズの違いを説明した記事は多々あるので、ここでは割愛する。違いを知りたい方にオススメの記事は↓コチラ。

 この「あ〜iPhone 13シリーズは残念」というのは、比較的に新しいiPhoneを使っているユーザーの落胆だとは思う。「くっ、そうかよ、じゃあ次まで待つゼ」的な。どちらかと言えば、ややマニアなiPhoneユーザーの声って気がする。

 一方で、たとえばiPhone Xあたりの世代を使っているユーザーにとっては「そろそろ新機種へ行くか」って感じの機能性能を、iPhone 13シリーズはしっかり持っている。時代に見合った高い処理性能・通信性能はもちろん、驚愕的に美しい映像撮影性能、同時にその美しさをしっかり表示するディスプレイ、さらにサイズとカラーのバリエーションも非常に豊富。

iPhone 13とiPhone 13 miniのカラーバリエーションは、(PRODUCT)RED、スターライト、ミッドナイト、ブルー、ピンクの5色。iPhone 13は9万8800円から、iPhone 13 miniは8万6800円から。
iPhone 13 Pro MaxとiPhone 13 Proのカラーバリエーションは、グラファイト、ゴールド、シルバー、シエラブルーの4色。iPhone 13 Pro Maxは13万4800円から、iPhone 13 Proは12万2800円から。

 思うに、メーカーとしては“買い替え需要を考慮しての新型”という想定がけっこう強いのかな、と。まあ今のiPhone高いっスからね。俺の場合は後述の理由で毎モデル買ってるが、ふつーは10万円とかのスマートフォンなら最低3年くらいは使うっしょ。

 そういう観点で、iPhone 13シリーズは「iPhone 11シリーズあるし……ん〜今回はパスしてもいいかな」とか思えたりする新型かもしれない。でもiPhone XSやiPhone Xあたりの世代以前のiPhoneからなら、乗り換えてかなり幸せになれるiPhone 13シリーズだとは思う。

 まあ、USB-C対応してくれていたら、「わーiPadもiPhoneもパソコンもUSB-Cで揃ったースッキリ&便利〜♪」と喜べただろう。また、指紋認証が搭載されてきたら「うっ、そう来られると」とコロナ禍における新世代iPhoneへの買い替えを後押ししたんじゃないかと思う。

 ……でも率直なところ、それでも新しめのiPhoneを使っている多くのユーザーは「その程度の刷新じゃぁね」と買い換えない人が多いと思う。どうしてもマスクをしながら快適にロック解除をと言うなら、Apple Watchを使えば済むし(裏技だけどマスク半分装着しての顔登録もあるし)。Androidからの乗り換えじゃなく、これまでiPhone使ってたならLightningケーブルなんか余ってるだろうし。

 そんな意味合いから、今回のiPhone 13シリーズは“ちょっと弱い”のかもしれない。古い世代のiPhoneユーザーは、最新iPhone 13シリーズじゃなくても、ひとつふたつ前の世代のiPhoneとか、さらにはその中古美品への乗り換えでも、けっこう幸せになれるかもしれないからだ。

俺が独断と偏見で思う「こんな人にはこのiPhone 13」的な話

 ふつーの人から「どのiPhone買えばいいですかね」的に訊かれることがあるが、内心「好きに買えばいいじゃ〜ん」と思いつつも、想像力を働かせて進言する俺だったりする。そして多くの場合、無難なモデルをご提案。

多くのユーザーへと無難に勧められる6.1インチiPhone 13

 たとえばiPhone 13シリーズなら、多くのケースで6.1インチディスプレイを搭載したスタンダードなiPhone 13をご提案って感じ。これ無難。

 なぜならば、購入後に「大きくて持ちにくい〜」とか「画面が小さい〜」とか文句をブッ込まれないためである。進言とか提案とかさせといて文句喰らうのはたまらないという俺的都合ではあるが、スタンダードなモデルは多くのユースケースにマッチするように設計されているのである。って感じで、単純に「とくにこだわりはないけど、最新のiPhoneに買い替えたい」ってのがメインなら、6.1インチiPhone 13。

俺的にはイチオシではあるiPhone 13 mini

 それから、5.4インチディスプレ搭載のスタンダードモデルであるiPhone 13 mini。これについては、「俺的には」という前置き付きだが、幅広くオススメできるコンパクトiPhoneだと思う。

 携帯性抜群で、今時的スマートフォンにはあまりない“サイズ感からくるかわいさ”もバッチリ。画面サイズも小さめなので、片手操作もかなりラク。

 ただし画面が小さめなので一度に表示できる情報量も少し少なめでありつつ、全体的な視認性にもやや劣るので、四六時中スマートフォンをイジってるようなヘビーユーザーには向かないと思う。「スマートフォンは必要なときに取り出してちょっと見る程度」って人にはiPhone 13 miniが俺的にはイチオシだが、まあそこはお好みもあるし、ということで。……でもiPad miniと併用するってコトなら、やはり最小iPhoneであるiPhone 13 miniが最強に強(以下略)。

カメラ性能最強、美しく残せるProなiPhone

 そして映像撮影の画質や汎用性にこだわるなら、iPhone 13 Pro MaxかiPhone 13 Pro。スマートフォンのカメラ性能を重視するならこの2機種がいい。

 両機の違いは、画面サイズとバッテリー容量だけのように思われる(内部的に違うかもしれない)。なので、大画面派やバッテリー持続時間重視派はPro Max、できれば少し小さいほうが……という場合はPro、という選びかたになりそうですな。

 なお、iPhone 13 Proは、iPhone 13と同じサイズ。iPhone 13のカメラ性能(超広角+広角)を高めたのがiPhone 13 Pro(超広角+広角+望遠/レンズ自体の性能も高い)となる。

iPhone 13 Pro Maxを買う予定の俺

 俺の場合、iPhone 13 Pro Maxを買う予定だ。間もなく予約注文が始まるので、そこでポチッとする予定。色は何にしようかな〜♪

6.7インチディスプレイを搭載するiPhone 13 Pro Max。カラーバリエーションは、グラファイト、ゴールド、シルバー、シエラブルーの4色。13万4800円から。

 購入する理由は、まずiPhoneが常用のメイン端末でありつつ、仕事でも多用しつつ、そのじつ使用感などを記事化するので、強い理由がなければ「iPhoneの最新機種をいつも使っている必要がある」ということ。これはまあ、仕事柄って感じですな。

 それから、カメラ性能への期待。現在iPhone 12 Pro Maxを使っているが、これがデジタルカメラとしてかな〜り実用的なのだ。静止画撮影が主だが、手軽に撮れるわりには画質が高く、仕事に使えるレベル。

 そしてモノとしては(大きめではあるが)スマートフォン。まず携帯性が高く、防水だったりもするので、非常に幅広いシチュエーションでカメラとして役立つ。フットワークが超軽いんですな。また通信しまくれるので、撮った写真をどこかに送信するのもお手軽だ。

 でも結局、上記の理由は「ケータイ Watchなどの媒体で仕事をしているから」というところが大きい。仕事をしていなくても好奇心で買っているかもしれないが、その場合は「iPhone 12 Pro Max持ってるし、iPhone 13 Pro Maxはパスで」となったかもしれない。

 しかし考えてみると、かつての俺には「スマートフォンを仕事用の撮影機材として使う」という考えは毛頭なかった。が、iPhone XS Maxあたりから「この画質は仕事で使えちゃうなあ」という実感を得始めた。

 その後、iPhone XS MaxからiPhone 11 Pro Maxへ乗り換えて、iPhone 11 Pro Maxの画質に驚いたりして。これはさらに仕事にツカエル!!! と。

 実際、iPhone 11 Pro Maxは仕事で多用したのであった。ロケ撮影から商品撮影まで色々と。紙媒体なら「もっと高画質なほうが」と感じる場合もあると思うが、Web媒体ならiPhone 11 Pro Maxで十分イケちゃうレベル。もちろんある程度の撮影ノウハウがあったうえで撮れば、ということだが。

 そしてさらにiPhone 12 Pro Maxへ乗り換え。またちょっと画質が上がるんだろうな〜♪ と期待してである。

 実際にiPhone 12 Pro Maxを使ってみたら、期待以上の画質UPに驚いた。詳しくは上記リンクの記事をお読みいただきたいが、iPhone XS MaxからのiPhoneカメラ画質向上は、指数級数的とまでは行かないかもしれないが、前のめりの右肩上がりで向上しているような気がする。ので、iPhone 13 Pro Maxにも期待。次はどういう画質向上があるのか? みたいな。

 それと、そういうカメラ画質的な大変化が起きているここ3年くらいのiPhone。なので、3年くらい以上前に発売されたiPhoneを使っているユーザーが、iPhone 12 Pro Max以降のカメラ性能重視カテゴリーのiPhoneを使ったら、大きな喜びとともに驚けると思う。常用のスマートフォンで毎日のようにスナップを思い出として残しているなら、より高画質で映像を残せる最新iPhoneに乗り換えると、将来に残る思い出の美しさも増幅する、かもしれない。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。