スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
クルマにもiPhone用のMagSafeを! でも充電機能なしのMagSafeで!
2023年4月3日 00:00
車載用MagSafe対応スマートフォンホルダーを使う
現在乗っているクルマにはスマートフォンホルダーがない。理由は、コロナ禍であまり外出しなくなり、車内でスマートフォンを使う機会が激減したから。でもコロナ渦中の一時期、クルマにスマートフォンホルダーを装着していたことがある。↓こんなMagSafe対応ホルダーだ。
たまにクルマに乗るとき、↑このMagSafe対応スマートフォンホルダーを使っていた。だが、壊れちゃったのである。2種類使っていたがどちらも壊れた。どちらも樹脂製の可動関節パーツが折れたり割れたりした。1年経たずに壊れたような記憶が。
その頃はコロナ感染者増加の波(第○波ってやつ)が来るたびに大きくなっているヤな時期でもあったので、「せっかくのMagSafeホルダー壊れたし!!! じゃあ新しいの買うし!!!」ってテンションにもならず。「まあいいか、あんまりクルマ乗らないし」みたいな感じであった。
ちなみにクルマはホンダ「ステップワゴン」。運転席左・ナビの下方に汎用トレイやポケットがあるので、いつもはそこにスマートフォンを置いていた。ナビはApple CarPlayにも対応しているので、クルマでスマートフォンを使っていなかったわけではないが、まあ低頻度だった。
だがコロナ関連で言えば、この春までに世の中の気分がけっこー大きくポジティブな方向に変わりつつ、俺の気分も明るい方向に変わった。そして「あっ、このクルマ、スマートフォンホルダー非搭載だっけ!」とあらためて気づいた。
今後はたぶんクルマに乗る頻度が高まるっていうか、ワクチン接種にも慣れた感がある去年後半くらいからクルマによく乗るようになったので、ここは一発、クルマにスマートフォンホルダーを新調! と考えた次第。
だったらやはりMagSafe対応品。MagSafeの利便は一度使うと後戻りできない。だが……。
上記リンクのMagSafe対応ホルダーは壊れたのであった。関節が細めだったことと、エアコン吹き出し口に取り付けるタイプだったことが影響しているように思う。エアコン吹き出し口のホルダーは、冬は急激に熱され、夏は急激に冷やされるので、樹脂にとって厳しい環境って気がする。ともあれそういうネガティブな経験があるので、やや注意しつつ購入するMagSafe対応ホルダーを選んだ。
条件としては、端末をエアコン吹き出し口じゃない場所に取り付けられること。ホルダーの端末保持部に温風・冷風が当たらなければ、関節パーツが壊れにくいんじゃないかなーと思うのと、端末に温風・冷風が当たるということにも抵抗感があるからだ。
もうひとつ、MagSafeによる充電機能を搭載していないこと。充電器部分の背中に関節があるMagSafeホルダーの場合、関節が折れちゃうと、なんかもー「どう使うのコレ」的な無様なMagSafe充電器になってしまって悲しいのである。
また、乗っているクルマには給電可能なUSBポートが3つある。ツイデにCarPlayを使いたいので、やっぱりクルマとiPhoneはUSB接続したい。車内ではさほどMagSafe充電にこだわる必要はないかな、と。USB充電のほうが速いし。
ということで、エアコンからの風が当たりにくく、充電機構を内蔵していない、MagSafe対応の車載用ホルダーを探すことに。可動関節部が頑丈だったりする製品があればそういうのを選んでゆきたいッ!!!
イキナリ良さそうなのが見つかった!
AmazonにてMagSafe対応車載ホルダーを物色。するとイキナリ、良さそうなのを発見。ダッシュボード貼り付け式ホルダー。しかも素材がアルミニウム合金+亜鉛合金で頑丈そう。§Soloplayブランド品でAmazonにて1980円。ナイス! ポチッ!!! ↓コレである。
さっそくクルマに取り付けるわけだが、ダッシュボードなどへの両面テープ固定は、あまりやりたくない。接着剤で汚れたり、固定位置を変えるのが面倒だったりするからだ。なので、まずはドリンクホルダー用アタッチメントを使って、その上に固定してみた。
予想以上にイイ感じで使える金属製ホルダーなのであった。実際に走行しても問題なし。ただし、最初はアーム部分のボルトがやや緩かったので、路面からの振動で走行中にスマートフォンが“おじぎ”してしまうことがあった。ボルトを六角レンチで締めたらこの問題は解消した。
と、いい気分で使っていたが、ちょっと問題が。当然ではあるが、ドリンクホルダー用アタッチメントを使うと、飲み物のボトルを置けなくなる。このクルマにはほかの位置にもドリンクホルダーがあるが、遠かったり低かったりして……。
じゃあ、ということで、この金属製ホルダーをダッシュボード上にセットできるようにするアタッチメントを使ってみた。↓こんなの。
使用感は上々で、上の写真のようにスマートフォンの端がダッシュボードマウントに接するようにセットすると、スマートフォンがかなり安定する。見やすく操作もしやすい。走行中にズレることはなく、“急”がつく走行でも不安感がない。
だが、存在感がかなりある。また、じつはこのクルマ、中央〜右側のダッシュボードはフタ式の物入れになっていて、ダッシュボードマウントを置くとその物入れが超絶使いにくくなる。ダッシュボードマウントを置いても蓋の開け閉め普通にできそう……と思ったが、けっこう無理がある感じになってしまった。
また左側ダッシュボードはエアバッグになっている。なので、こういうダッシュボードマウントは置けない。
んんんん〜。悩ましい。
2関節のエアコン吹き出し口取り付けタイプを……
この悩ましい感じをスッキリと解消してくれるようなMagSafe対応車載ホルダーは? と探したが、やっぱり結局、クルマのダッシュボード周辺の“取っ掛かり”を利用するタイプが候補に挙がりがち。
さらに結局、エアコンの吹き出し口が“取っ掛かり”として現実的である。取り付け位置の自由度もわりと高いし、クルマ運転席周囲の機能性を下げにくいんですな。そこで、妥協的にではあるが、↓こういうエアコン吹き出し口取り付けタイプのホルダーを買ってみた。
エアコン吹き出し口取り付けタイプだが、アームがあるので吹き出し口を避けるカタチでスマートフォンをセットできるかな、と。でも丸い関節部分は(ダッシュボード貼り付けるパーツを除いては)樹脂製なので、そのうち折れちゃうのだろうか? ともあれ、使ってみることに。
じつは↑この光沢のあるパネルに直接貼る使い方が、いちばん実用的な気がした。だったらアームタイプ買ったのが無駄じゃん! って感じではあるのだが、直接貼るとスゲく安定感があって使いやすいのだ。
ではアームタイプとしての使い勝手はどうかと言うと……機能性の面ではかなりイイと感じられた。エアコン取り付け式ではあるものの、エアコンの吹き出し口を避けてスマートフォンをセットできたりもする。
だが、走行してみるとスマートフォンがけっこう揺れる。揺れすぎて画面が見えないってほどではないのだが、段差なんかを通るとグワングワンと大きめに揺れてしまう。ので、ときどき「この揺れでマグネット吸着が外れてスマートフォンが落ちないだろうか」てな気分になる。まあ取り付け位置や取り付け方である程度は揺れないようにすることが可能だとは思うが。
といった感じで、ホルダーについては「イマイチ感を払拭する工夫」をしている段階。クルマにMagSafe車載ホルダー、もっと簡単に済むと思ったが、意外に一筋縄ではいかないのであった。
MagSafeホルダーで充電したら即ヤラカシた! だが得たものも多かった!
とりあえず、2つ目に出てきたエアコン吹き出し口に取り付ける2関節タイプのMagSafe対応ホルダーを引き続き使うことにした。ナビの左側にセットしたカタチだが、その位置にセットできるのがイロイロと都合がいいのであった。
スマートフォンの充電が必要なときは、これまで使っていた金属被覆のUSB-Lightningケーブルを継続して使用。強度がありつつ絡まりにくいので便利なのだ。↓こんなの。
写真のように、クルマと端末をUSB接続。この状態でCarPlayが使えて、スマートフォンへの充電もできる。
クルマのUSBポートの下に展開式のテーブルや汎用ポケットがあり、以前はそこにスマートフォンを置いていた。だがMagSafeホルダーを使ったらスマートフォンとクルマをUSB接続して、その流れでスマートフォンをMagSafeホルダーにペタッと吸着。あら手間が省けてスムーズ感が増した〜♪
と喜んでいたが、いきなりヤラカシてしまった。ティッシュを取ろうとして助手席前方のグローブボックスを開こうとしたら、腕が写真の金属被膜ケーブルに引っ掛かった。ケーブルに引かれたスマートフォンがMagSafeホルダーから外れてフロアに落ちた。
あーっ! あーあ。iPhone汚れたし。
……あっそうか、以前はこんなにケーブルがダラッとしてなかった。最初からケーブルがフロア付近に落ちているような状態だったので、以前は引っ掛けるようなミスはなかったのだ。
これはカイゼンしなければニャらない! あっでもこれホンダ車だから……調べてみたら「2階に上げてハシゴを外す」らしい。
さておき、ケーブル引っ掛けちゃうかも問題をどうにかしたい。単純に短いケーブルを使えばいいのかな? とか思ってケーブルを物色していたら、スゴそーなモノを見つけた。Owltech(オウルテック)の「katamaki」という巻き取りケーブルだ。
素晴らしいゼkatamaki! スゲく便利だからもう1個買っちゃおうかな〜くらい満足したのだが、走行中に「んんん……?」と微妙な気分に。
というのは、俺のクルマの場合だが、katamaki本体が宙ぶらりんとなりがちで、その本体が車体に当たってカタカタ言うのだ。じゃあ車体に貼る? 面ファスナーテープとかで固定? どの位置に固定?
そんな感じでモヤモヤと考えつつ、再度Amazonを訪れつつ解決策を模索。……あぁそうか、べつにkatamakiじゃなくても、端末の位置はまあ固定だから、両方から引き出せる巻き取り式USBケーブルでもいいか。それを面ファスナーテープとかで車体のどこかに固定すれば……ってナニこれ! そうか! コレいいかも!
と発見したのがカールコードタイプのUSBケーブル。そうかカールコードか! その手があったか! と即座にポチッて間もなく使用した。
ふーん。なんかUSBケーブルって、もうバリエーション出尽くしたのかなーとか思っていたが、地味に新しくて便利な製品も出てるんですな。katamakiは出張時なんかに便利そうなのでUSB-Cタイプを追加購入してゆきたい!!! USBカールコードは安い割には頑丈で便利で扱いやすいので、もうちょっと買って備蓄してゆきたいッ!!!