スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

サイコーのMagSafe充電アイテムを手に入れた!!!

俺とMagSafeモバイルバッテリー

MagSafeモバイルバッテリー各種。一度使うとやめられない便利さであり、その便利さを知るとMagSafe対応スマートフォン(iPhone 12/13)以外使う気にならなくなるという、Appleの囲い込みマジックが自然発動するテクノロジーなのであった。なお、「MagSafe」とはiPhoneの背面に磁力で吸着するMagSafe充電器でiPhoneのワイヤレス充電を行えるしくみ。

 俺の場合、気づいたらMagSafeモバイルバッテリーを多用するヤツになっていた。強い理由がない限り、MagSafeモバイルバッテリーばかり使用。理由は、非常に手軽&便利だから。そしてMagSafeモバイルバッテリーを追加購入などしつつ、最近ではサイコーのMagSafe充電アイテムを手に入れた。

 なお、その“サイコーな製品”はこの記事の最後にあるので、気になる方は一気にスクロールしてソチラを。って、写真ですでにネタバレしているが。

 さて、最初に使ったMagSafeモバイルバッテリーはCIOの製品。去年の2月頃ですな。

CIOのMagsafe対応モバイルバッテリー「CIO-MB5000-MAG」。容量5000mAhのモバイルバッテリーでMagSafeワイヤレス給電とUSB有線給電に対応。現在は廃盤のもよう。
iPhone 13 Pro Max(MagSafe対応ケース入り)に吸着した様子。バッテリー背面にある横棒はiPhoneを自立させられるスタンド。
iPhone 13 mini(MagSafe対応ケース入り)に吸着した様子。バッテリーが端末の下方に少しはみ出してしまう。iPhone 13 miniだとアリガチかも。

 CIO製MagSafeモバイルバッテリーは、スゲく便利であった。iPhoneの背中にペタッと吸着するだけで充電できる。充電ケーブルの挿抜なしという手軽さ、iPhoneとモバイルバッテリーが合体するという利便。どちらも小さな良さではあるのだが、その良さを感じ続けると、もう後戻りできなくなる。

 いや〜ホント便利なんスよMagSafe充電。MagSafe対応充電スタンドとMagSafeモバイルバッテリーを使っているが、純正の「MagSafe充電器」を使えばソコソコ速いワイヤレス充電ができるし、Qi充電のように端末とパッド位置がズレて充電されない的なこともないし。ということで、現在もガッツリとMagSafe充電野郎であり続けている俺なのであった。

 ……でも、ワイヤレス充電(電磁誘導など)による充電って、電力のロスが小さくないんでしょうな。つまり、より大きめの“電気のムダ”が出ている。……これを世界各地のMagSafe充電野郎が行うわけだから、「えーっ?」ってほどの電気の無駄が出ているのだと想像するものの、でもでもでもMagSafe充電が超絶便利過ぎなので俺が反MagSafe野郎になる可能性は低いと言えよう。

Apple純正MagSafeバッテリーパックでMagSafe充電生活を続ける俺

 前出のCIO製MagSafeモバイルバッテリーにいくつか問題が出始めた。背面のスタンドが剥がれたとか、徐々にヘタってきとか、吸着部のマグネットが内部で少しだけ剥がれたとか、イロイロ。

 そこでApple純正MagSafeバッテリーパックを買い、MagSafe充電生活を続けた俺。そして「あーApple純正品ってこーゆートコロがイイんだよね〜」と改めて思ったりした。

Apple純正MagSafeバッテリーパック。キレイなホワイトだ。容量と思われる1460mAhの表記が本体にある。税込メーカー価格11,800円。
iPhone 13 Pro Max(MagSafe対応ケース入り)に吸着した様子。しっかり吸着する。
iPhone 13 mini(MagSafe対応ケース入り)に吸着した様子。しっかり吸着しつつ、端末の下にはみ出たりせず、カメラ部に干渉したりもしない。
Apple純正MagSafeバッテリーパックをiPhoneに吸着すると、こんな表示がなされる。左は充電開始・iPhone電池残量を示す緑の円。その下にはバッテリーパックの状態表示。バッテリーパックの状態については、どの程度電池残量があるのか、バッテリーパック自体を充電中なのかそうでないのかなどが示される。中央はMagSafeバッテリーパック吸着時の注意事項表示。右はウィジェット上に表示される端末やバッテリーの電池残量。AirPodsなどのバッテリー残量も同様に表示される。

 サードパーティ品だと、こういう表示はなされない。画面右上に小さな充電中マークが出る程度で、ちょっと寂しい感じではある。

 やっぱりイイよなApple純正品。じゃあもう1個買おう……と、ならなかったのは、この純正品を買った頃、とりわけ外出を控えていたから(コロナで)。ウチのなかでiPhoneを使っていて若干バッテリー残量が心配なときにペタリと吸着させていた程度なので、まあ1個でもいいかな、容量のわりに高いし、と。

MagSafeモバイルバッテリー自体の充電がメンドクサイ

 MagSafe充電器やMagSafeモバイルバッテリーは、iPhoneを置くだけとかiPhoneに吸着させるだけで充電でき、ヒッジョォォ〜に手軽&便利である。その快適さを感じるとほかの機器の充電がメンドクサイと感じるようになるわけだが、じつはMagSafeモバイルバッテリーもそのメンドクササをはらんでいる。使うと電池残量が減るので、MagSafeモバイルバッテリーにケーブルを接続して充電する必要が生じるのだ。

 えーっ。あの便利で快適なMagSafeモバイルバッテリーなのに、自身の充電はケーブル充電なんだー。なんかなんかなんかオカシイっていうか。MagSafeモバイルバッテリーもMagSafe充電に(も)対応すればいいっていうか。せめて純正MagSafeバッテリーパックだけでもMagSafe充電できるようにしてほしかったっていうか。

 MagSafe充電できるMagSafeモバイルバッテリーって出てくるかニャと待っていたが、全然出てこないのであった。まあ5000mAhとか10000mAhのバッテリーをワイヤレス充電するとなるとスゲく時間がかかるんだろうから、そうですよね〜出てきませんよね〜。

 その部分には納得したものの、「MagSafeモバイルバッテリー自体の充電がメンドクサイ」という点を少しでもどうにかしたいのであった。ワイヤレスな充電環境のなかに充電用ケーブルがつきまとうのがメンドクサイわけだが、それ以上にケーブルがこのワイヤレスな世界にメンドクササを持ち込むのがイヤ。

 MagSafeモバイルバッテリー充電中は、MagSafeモバイルバッテリーにつながったケーブルが足枷となる。それをiPhoneにペタッと吸着したとしても、iPhoneと一体化しつつもケーブル足枷があるので充電中に自由に移動っつーコトはできず、残念でありイヤンなのである。

 これは……どうしたものか、と考えた約32秒後に答えが出た。もう1個MagSafeモバイルバッテリーを買えば、少しは状況がよくなる。単純に、片方をケーブル充電中でも、もう片方は足枷なしでiPhoneと合体させられる。ケーブル完全排除とはいかないが、MagSafeモバイルバッテリーの数の力で、俺的ワイヤレス充電の世界がちょっと快適になる。

 ということで買ったのがAnkerの「Anker 622 Magnetic Battery (MagGo)」であった。今年の春先にAmazonにて5990円で買った。

「Anker 622 Magnetic Battery (MagGo)」は容量5000mAhのMagSafe対応モバイルバッテリーで、出力は7.5W。背面には折り畳み式のスタンドがある。USB-Cポートでケーブル接続給電にも対応する。直販税込価格は5990円。
iPhone 13 Pro Max(MagSafe対応ケース入り)に吸着した様子。吸着力は十分に強力。
iPhone 13 mini(MagSafe対応ケース入り)に吸着した様子。しっかり吸着するが、バッテリー下端が端末からハミ出る。
バッテリーのスタンド機能を使えば、iPhoneを自立させられる。端末を90°回転させることもできる。重めのiPhone 13 Pro Maxも自立させられた(縦向き横向きとも)。

 という感じでMagSafeモバイルバッテリー×2台体制で使い始めたら、俺的MagSafe充電生活がまた一歩、快適化した。やっぱイイなあMagSafe対応モバイルバッテリー。

これサイコー!!! 理想に近いMagSafe対応アクセサリだっ♪

 MagSafeモバイルバッテリー×2台体制はじつに快適。非常にイイ。じゃあきっと3台体制にしたらもっと快適……と思ったところで登場したのが↓コレ、「Anker 633 Magnetic Wireless Charger (MagGo)」である。MagSafe充電野郎の俺にとって、現在サイコーと思われるMagSafe充電台だ。

「Anker 633 Magnetic Wireless Charger (MagGo)」一式。MagSafe対応充電スタンド、USB-C ACアダプター、USB-Cケーブルが同梱されている。ホワイトのほか、ブラックもある。直販税込価格は1万2990円。
最大の特徴でありメリットは、MagSafe充電パッド部分がMagSafeモバイルバッテリーとしても利用できるという点。
MagSafeモバイルバッテリーとしては、ワイヤレス出力は7.5Wで容量5000mAh。USB-C有線給電にも対応する。
iPhoneを載せてMagSafe充電台として使っている様子。この状態でiPhoneを左右や下に動かせば端末を外せる。
必要があれば、iPhoneを上に動かすようにしてMagSafeモバイルバッテリーとともにスタンドから抜く。MagSafeモバイルバッテリーと合体したiPhoneを自由に持ち歩いて使うことができる。
スタンドの台座部分を使ってAirPodsなど充電することもできる。

 使ってみたらマジで快適。俺内部で懸案であった「MagSafeモバイルバッテリー自体の充電がメンドクサイ」問題がズギャギャッと解決した。素晴らしい。

 残念なのは、この「MagSafeモバイルバッテリー機能を備えたMagSafe充電パッド部分」は、この充電台の専用品であり、現在のところこの部分が単体では販売されていないこと。この部分が単体で買えるようになれば、新発想の複合的充電スタンドとしての寿命がグッと伸びるだろうし、手間も時間も最小限に抑えつつMagSafe充電生活を大満喫できると思うのだ。ぜひ、バッテリー兼充電パッド部の単体発売を!!! ぜひ是非ゼヒっ!!!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。