スタパ齋藤のApple野郎

iPhoneとマルチツールをMagSafeで合体させて持ち歩きたい

iPhoneとマルチツールは常時携帯することが多い

 メインのスマートフォンはiPhone。現在はiPhone 14 Pro Maxを使っている。もちろん出かけるときは必ず携帯している。

 iPhoneは、持っていないと困るモノ。ほか、同様に免許とか少々の現金とか家の鍵とかそーゆーモノも、持っていないと困る。ので、それらも常時携帯している。

 一方で、絶対に持っている必要はないものの、「やっぱりコレ携帯していてよかった」と思うものがある。いくつかあるが、俺をよく助けてくれるのはマルチツールだ。

 モノはビクトリノックス(Victorinox)のマルチツールのうちの「スイスカード」と呼ばれるシリーズ。↓こんなの。

これは「スイスカード ライト」というマルチツール。クレジットカード大のカード型ツールセットで、厚みは4mm(クレジットカード5枚分くらい)。
ツールとしては、ピンセット、はさみ、加圧ボールペン、ピン、マイナスドライバー(3mm)、マイナスドライバー(5mm)、プラスドライバー(フィリップス型00/0)、プラスドライバー(フィリップス型1/2)、緊急時用ブレードが含まれている。カードにはルーペとLEDライトが内蔵されている。
携帯性がよくスゲく便利に使えることが多いので、たくさん持っており、それぞれバッグなどに忍ばせている。

 スイスカードを「携帯していてよかったー」と思うのは、ハサミが使えるから。スイスカードシリーズはどれも小型ハサミ付き。出先で開きにくいパッケージを開けたり、タグを切ったり、指のささくれを切除したりと、非常に役立つ。まあ小さくてやや使いにくくはあるが、そのぶん携帯性は抜群なのである。

 ほかのツールもけっこう役立つ。「スイスカード ライト」の場合なら、意外に必要になりがちなボールペン。ドライバーやナイフはなにかをこじったり、ちょっと切れ目を入れたりするのに便利。LEDライトは暗めだが、暗闇では十分役立つ明るさ。モノの小さな刻印を読むときにはルーペも便利。

 どれも小型であるがゆえツールとしての強力さ使いやすさは物足りない。だが、こういう機能性が1枚のカードに収まっているのがイイ。個別にツールを持たず、このカード1枚だけ持っていれば、多少使いにくさはあるものの、ちゃんと役立つのだ。

 「スイスカード ネイルケア」以外のスイスカードシリーズには緊急時用ブレードと呼ばれる小型ナイフが含まれている。刃渡り36mmくらいのナイフだ。

スイスカードには緊急時用ブレードと呼ばれる小型ナイフが含まれている。ナイフは不要という場合、ナイフのかわりに「ガラスネイルファイル(ガラス製爪やすり)」を備えている「スイスカード ネイルケア」という選択肢がある。

 6cmを超える刃物を携帯すると銃刀法違反で逮捕される可能性がある。じゃあスイスカードのナイフはそれより短いから安心……ってわけでもなく、こういう小さな刃物を携帯している場合、状況などによっては軽犯罪法違反になることがある。

 スイスカードシリーズのいいところは「カードからナイフだけ抜いて携帯する」ことができる点。まあハサミやピンを携帯していても、状況などによっては軽犯罪法違反になるとは思うが、「ちょっと心配だからナイフは家に置いていこう」ということができるわけだ。

 とまあスゲく便利なスイスカードが大好きな俺。iPhoneは必携で外出するが、スイスカードを携帯していることも非常に多い。

MagSafeでiPhoneとスイスカードを合体ッ!!!

 ん? これまでスイスカードはバッグや財布に入れて持ち歩いていたが、そうかカードサイズだしiPhoneに装着してみよう、と今更ながらフツーなことを思いついた。ので、MagSafeでiPhoneに吸着するカードケースにスイスカードを入れ、iPhoneと合体させてみた。

サードパーティのMagSafe対応カードケース。カード収納部が伸縮するタイプで、MagSafe部分にはマグネットが内蔵されている。
MagSafe対応カードケースにはスイスカードがぴったり収まる。iPhoneに装着しているのは、MagSafe部分にマグネットが内蔵されているMagSafe対応ケース。これらを合体させる。
合体ッ!!! おおっ合体した! ってアタリマエか。

 MagSafe部分が両方ともマグネット内蔵タイプだと、かな~り強力に合体する。スイスカードは30g以下なので、重さで外れてしまうこともなさそう。

 ……iPhoneにEDC(Everyday Carry/毎日持ち歩く)ツールを装着するのは、アリかも。iPhoneはカメラもビデオもオーディオもコンピュータもみーんな吸収しちゃった電話機だが、ナイフやハサミはまだ吸収していない。iPhoneにEDCツールが内蔵されるまで、こういうスタイルはフツーに便利なような気がする。

じゃあMagSafe対応MOFTにスイスカード!

 以前にMagSafe対応のiPhone向けMOFTが発売されたので購入&使用した。なかなかイイ感じであったが、その後あまり使っていないのであった。

 でもせっかく持っているし、そのMOFTはカードポケットもあるので、そこにスイスカードを入れ、iPhoneと合体させてみることに。単なるカードケースより、少し便利になるかな?

MagSafe対応MOFT。背面を起こすとスマートフォンスタンドとなりつつ、カードポケットにアクセスできる。
そのMOFTにスイスカードをセット。ギリギリでぴったり入った。あまり奥に入れるとキツさで取り出しにくい。
iPhoneと合体。やや厚ぼったい。
MOFTなのでスマートフォンスタンドとしての機能もある。

 これもイイっすね。MagSafe対応MOFTと、マグネット入りMagSafe対応iPhoneケースの吸着もかなり強く、安心感とともにスイスカードとiPhoneをまとめて携帯できる。

スイスカードをMagSafe化……できるかな?

 iPhoneとスイスカードをくっつけるとイイ感じだなぁ少年的遊び心がうずくなぁ。……などと楽しんでいて思いついた。「つーかさ、スマートフォンケースをMagSafe対応にする、あの金属リングをスイスカードに貼るといいのかも」と。

 さっそく、スイスカードの裏面にMagSafe化金属リングを貼ってみることにした。↓こんな感じ。

スイスカードの裏にスマートフォンケースをMagSafe化する金属リングを貼った。金属リングがほんの少しはみ出た。
MagSafe部分にマグネットが内蔵されているMagSafe対応iPhoneケースに、MagSafe化したスイスカードを合体!!!

 結果、ばっちり! 最初に試した「MagSafe部分にマグネットを内蔵したカードケース」より少々吸着力が落ちるものの、十分実用レベルでスイスカードがiPhoneケースにくっついた。

 なお、金属リングの直径はスイスカード短辺より少し長く、どう貼っても金属リングがスイスカードからはみ出てしまう。のだが、2~3mmはみ出るだけで、iPhoneとの合体時にはみ出した部分が出っ張ったり引っかかったりするわけでもないので、大きな支障とはならなかった。

MagSafe化金属リングの出っ張りは、実用上あまり支障にはならない。

 ……ビクトリノックス社は、MagSafe対応のスイスカードを発売すればいいのにニャ。SIMピン入りとかでナイフなしで。MagSafe部分はマグネットを内蔵したタイプで。発売されたら絶対買うのでゼヒ!!!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。