スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

去年の12月に焦って「iPhone 13 mini」を買った話

iPhone 13 miniが欲しい!!! 欲し過ぎるッ!!!

 欲しい!!! 欲し過ぎるッ!!! 俺はいま、猛烈にiPhone 13 miniが欲しいんだよアニキ!!! わかってくださいよアネキ!!! ふたつで十分ですよノーノーツーツーフォー!!! 的に発狂寸前レベルの欲望が噴出していた2021年末。

 iPhone 12シリーズが発売されたときは、iPhone 12 Pro MaxとiPhone 12 miniを購入した。だが、最初はiPhone 12 miniをメイン端末にしたりしつつ、両機を2台持ちしていたものの、半年くらいしたら徐々にiPhone 12 Pro Maxばかり使うようになり、iPhone 12 miniの使用頻度が下がり気味となった。

 で、iPhone 13シリーズが発売されたとき、iPhone 13 miniも買おうかナとは思ったものの、12 miniのように使用頻度が下がるかもしれないと考えて、買わなかった。さらにiPhone 13 Pro Maxを買うために、iPhone 12 miniを下取りに出した。俺的使い方ではPro Maxとminiの共生はチグハグなので、iPhoneのminiとは縁を切ったカタチに。

 ところが、去年の暮れにかけて急激に「iPhone 13 miniがあれば非常にイイかも」と考えるようになった。理由は、iPad mini 6の存在である。

iPad mini 6もiPhone 13 Pro Maxも超ツカエるが……

 去年の10月半ばにiPad mini 6を使い始めたら、ほかのiPadの使用頻度がガタ落ちするほどiPad mini 6ばかり使うようになった。一方でiPhone 13 Pro Maxも常用。よく両機ともに持ち歩いている。

愛用中のiPad mini 6とiPhone 13 Pro Max

 iPad mini 6とiPhone 13 Pro Maxを併用してはいるが、両機を同時に使うことは少ない。一応両機を携帯しているものの「今日はiPad mini 6ばかり使っていた」とか「iPhone 13 Pro Maxだけで事足りた」ということがわりと多い。

 俺の場合、これら両機は明確に棲み分けている。iPhone 13 Pro Maxは移動時などに「ちょっと情報を得るための端末」であり「フットワークの軽い高画質カメラ」であり「電話」である。iPad mini 6は「よりしっかり情報を得るための端末」で、移動中に使うことは少なく、立ち止まったり室内で腰を据えて使うことが多い。

 で、iPad mini 6が存在感増しまくりの最近の俺的モバイルスタイルにおいて、「こういうときにiPhone 13 miniがあると超よくない?」と思えるケースが増えた。ある状況にメインの携帯電話として設定したiPhone 13 miniが入り込むと、チグハグ感や過不足感がスッと消えるかも、と思うようになったのだ。

iPhone 13 miniが加わると、いろいろよくなる予感が……

 たとえば打ち合わせなど。家から打ち合わせ場所に移動して、室内でミーティング。ミーティング時にはiPad mini 6が役立つ。一方でiPhone 13 Pro Maxはそーんなに使わない。つまりは、こういうケースなら電話機としてiPhone 13 Pro MaxじゃなくてiPhone 13 miniを携帯したほうがコンパクトで軽くてイイなぁ、と。

 あるいは取材や観光などで撮り歩きみたいな状況が多い場合。一応iPad mini 6も携帯したりするものの、高性能なカメラを搭載したiPhone 13 Pro Maxが大活躍。iPhone 13 Pro Maxは大画面なので移動中にマップを参照したりするのにも便利だ。こういう場合はiPhone 13 Pro MaxとiPhone 13 miniの2台持ちがいいのではなかろうか、と。

 あと肌身離さぬ重要な端末として、iPhone 13 miniは最適な気がする。たとえばスマートフォンを持っていたから助かったって話、たまにあるじゃないスか。電話で救助を求めることができて九死に一生を得た的な。できるだけ身軽になりたいスポーツ時でも、ただ過ごしている室内でも、緊急事態対処用のデバイスとなるスマートフォンは常時携帯したほうがいいと思うのだ。そうなると、軽くて小さいiPhone 13 miniが好適だ。

 あとカープレイにもイイと思うんスよね〜iPhone 13 mini。iPad mini 6でもiPhone 13 Pro Maxでもカープレイできるが、どちらもクルマにUSB接続すると置き場に軽く困ったりする。でもiPhone 13 miniなら……と、徐々に自分で自分の背中を押し始めた去年の俺なのであった。

iPhone 13 miniと何を組み合わせるか?

 結局は、iPhone 13 miniと何を組み合わせて携帯するか、である。iPhone 13 miniはメインのスマートフォンつまり主な電話番号が入った端末として常時携帯する。電話は受けるばかりで全然かけない俺だが、電話番号は現在でも他者との重要な接点のひとつであり、主要番号入り端末を常時携帯。また前述のとおり緊急時に欠かせない端末でもあるので、なるべくいつでも携帯。

 で、出かける先での行動が腰を据えて情報を閲覧したり集めたり発信したりすることなら、iPhone 13 miniに加えてiPad mini 6を携帯。移動中などに端末を使うことが多ければ、iPhone 13 miniとiPhone 13 Pro Maxを携帯。状況に合わせ、iPhone 13 miniにiPad mini 6やiPhone 13 Pro Maxを追加するカタチ。

 も〜しかすると、iPhone 13 miniとiPad mini 6とiPhone 13 Pro Maxの3台持ちになるかもしれない。が、実際にそうしても大して困らない気がするのだ、俺的には。たぶん、あまり重さは気にならない。

 というのは、普段、バッグにiPhone 13 Pro MaxとiPad mini 6を入れて出かけることが多いから。iPhone 13 miniの重さは140gで、缶コーヒー×1本より軽い。この程度のモノがバッグに加わっても気にならないように思う。……ていうか、全部入り好みの俺の場合、3台持ちで行動することが多くなるような気もする。

焦ってiPhone 13 miniを買った理由とは?

 iPhone 13 mini超欲しい〜!!! ってことで屁理屈こねまわし状態の俺は、2021年12月に入ったらミョーに焦り始めた。

 正直なところ、iPhone 13 miniを買うべき理由をビシバシ挙げ始めはしたが、2021年12月に入るまでは、「……とは言ってみたものの、まあでもiPhone 14まで待ってからminiについて再考しようかニャ」的に煮え切らない態度でもあった。

 ところが、「iPhone 13 miniかぁ〜」とかモヤモヤしつつiPhone 13 miniについてしつこく調べていたら、「Appleが(PRODUCT)RED製品販売から得た収益全額を新型コロナウイルス感染症対策に寄付する支援活動を2021年12月30日まで延長する」という(夏頃の)報道を見つけた。そうなのか! 全額なのか! 12月30日までなのか!

 毎年微妙に色が変わるAppleの(PRODUCT)RED製品だが、iPhone 13 miniの赤は濃く強くイイ色だと感じている。やはり、Appleのコロナ対策支援も視野に入れ、12月30日までにポチッとするべきか?

 それにApple Trade Inであれこれ下取りに出して得たApple Storeギフトカードが残っていたハズ。チェックしてみると……ゲッ!!! 7万7000円分もあった!

 じゃあじゃあじゃあiPhone 13 miniの(PRODUCT)REDの256GBを買うとしたら? 9万8800円。7万7000円分ギフトカードを使ったら? 2万1800円の支払いで買える!

 うそうそマジマジ2万ちょい? つっても、世界は半導体不足だし年末のタイミングでポチッとしても、赤いiPhone 13 miniが届くの来年とかでしょ? ……うっそマジすか今ポチれば明後日届くって〜!

 もしかしてもしかすると今まさに同じようなことを考えてiPhone 13 miniの(PRODUCT)REDの256GBをポチッと購入しようとしている人がいたりして(いない)! その人が先に購入を完了して、iPhone 13 miniの(PRODUCT)REDの256GBの在庫が払底したりして(しない)! そしてそれが最後のiPhone 13 miniの(PRODUCT)REDでもうあのイカシた赤色は手に入らなかったりして(しない)!

 ヤベぇ急に焦ってきた。こういう場合は、くわッ!!!

 音速で「バッグに追加」ボタンをクリックしてさらに「バッグを確認」ボタンや「注文手続きへ」ボタン以降の各ボタンを光の速さでクリックして注文完了ッ!!! よしiPhone 13 miniは明後日手に入るゼぇ〜っ!!!

 といった年末を過ごしたのであった。単に年末に衝動買いみたいなことをしただけとも言えよう。南無。

 なお、ホントに注文日の翌々日に届いた赤いiPhone 13 miniは、年末なーんか忙しくて開封できず、年末年始もまさかの出張で開封できず、つい最近ようやく開封して使い始めたのであった。なので、iPad mini 6とiPhone 13 Pro Maxと組み合わせての実際の使用感は、またそのうちにお伝えしたいと思う。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。