スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

Apple Pencilをもっと便利に使う!

Apple Pencilが超便利ではあるんですが……

 第5世代iPad mini(以下iPad mini 5、レビュー記事)を使い始めてからというもの、Apple Pencilの使用頻度がも~の凄く高まりました。iPad mini 5は処理速度がドンと高まったりして快適になったんですが、最大の良さはApple Pencil対応かな~と改めて思ったりします。

iPad mini 5こと第5世代「iPad mini」。iPad mini として初めてApple Pencil(第1世代)に対応しました。片手で端末を持ってペンで操作したり書いたり描いたりできます。とても快適♪

 Apple Pencil(第2世代)対応の「iPad Pro 11インチ」(レビュー記事)も使っているんですが、ペンでの操作感としてはiPad mini 5のほうが良好に感じられます。iPad mini 5は手に持ちやすいサイズ感であり、ペンと画面サイズのバランスも非常に良いように感じられます。まあ絵を描いたりするには、より画面の大きな「iPad Pro 11インチ」などのほうが快適ではありますが。

 Apple PencilでiPad mini 5を使っていると、アプリの細かな操作も快適で、ソフトウェアキーボードからの入力も高速化すると感じられます。ツイデに画面に指紋が付きにくくなったりも。Apple Pencilっていうと絵を描くためのものと思いがちですが、iOSを操作するためのデバイスとしても秀逸ですね。

 そんなふうに便利なApple Pencilなんですが、携帯するには微妙に不便です。第2世代のApple PencilはiPad Proの側面に磁力で吸着できるので携帯性も上々ですが、iPad mini 5で使える第1世代のApple Pencilにはそういう機能性はありません。何かこう、もっと便利にApple Pencilを運用できる方法はないものか?

 ということで、Apple Pencilをもっと便利に活用するためのグッズをアレコレと購入。以降、「第1世代Apple Pencil」を快適化するグッズをご紹介しつつ、第2世代Apple Pencilをさらに快適に使えるグッズもチラリと紹介いたします。

なーんだ、あるじゃん! 第1世代Apple Pencil用マグネットカバー

 前回書いたiPad mini 5レビュー記事の最後のほうで、第1世代Apple Pencilを使いやすくする工夫というか改造を施しました。第1世代Apple Pencilにマグネットを装着して、iPad Smart Coverに吸着できるようにしたというものです。吸着&一体化させて携帯性を高めよう、と。

透明の熱収縮チューブを使い、第1世代Apple Pencilにネオジム磁石を固定しました。この状態で、Apple Pencilを iPad Smart Cover の端(ボリュームボタン側)に吸着しておけます。

 上の写真のものをしばらく使っていたんですが、ゴテゴテしていて見栄え的にいただけません。ていうか、こういうような、第1世代Apple PencilをiPadにセットできるようなモノ、既成品として売ってないの? と思ったらフツーに売られていました。即、購入。

 購入したのは、Amazonで売られていたFRTMAブランドの製品(Amazon商品リンク)。シリコン製のグリップですが、グリップ内部に磁石が埋め込まれています。写真と説明文で見ていきましょう。

FRTMAブランドの第1世代Apple Pencil用グリップ。長さ約8cmで、内部に磁石が埋め込まれています。パッケージには粘着テープ付きのスチールプレートが2枚含まれており、これを貼った位置に第1世代Apple Pencilを吸着させることもできます。お値段1399円。
iPad Smart Coverの長辺端に吸着させることができました。なかなかの吸着力で、うっかりApple Pencilを落とすということはまずないと思います。
iPad mini 5本体にじかに吸着させることもできました。ただ、iPad Smart Coverへの吸着ほどは安定的ではありません。雑に扱うとApple Pencilを落としてしまうかも?

 写真のとおり、単純明快な製品です。購入時に「磁石入りのシリコングリップが1399円って高くない?」とか思ったんですが、使ってみたら爆発的に便利でした。とくにiPad Smart Coverに吸着させると、吸着力も十分でイイ感じ。グリップとして厚すぎず、第1世代Apple Pencilの転がり防止にもなるのも実用的です。

 なお、Amazonにて「Apple Pencilマグネット」で検索すると、類似品が多々ヒットします。より安価なものも見つかると思いますので、チェックしてみてください。

 ただし、こういう磁石系の製品はどれもそうですが、磁力がiPadやApple Pencilにもたらす影響はどうなのかわかりません。筆者はこの製品および上の自作品を1カ月近く使っていて支障は出ていませんが、問題が出ないとは言い切れませんので、使用は自己責任のもとでお願いします。

ペン収納対応のiPadケースも使ってみる

 iPad mini 5を使うときは、ほぼ必ずApple Pencilも使います。理想としては、iPad内にApple Pencilが収納されるようなスタイル。それならApple Pencilを持ち忘れることもありませんし携帯に困ることもありません。ですが、そうはなっていません。

 でも、Apple Pencilを格納できるiPadケースはあります。筆者も2製品ほど買いました。どちらもAmazonで購入。最初に買ったのがA-VIDETブランド品(Amazon商品リンク)で、次に買ったのがZtotopブランド品(Amazon商品リンク)。これらを、写真と説明文で見ていきましょう。

A-VIDETブランドのiPad mini 5用ケースで、799円で買いました。現在は在庫切れ・再入荷予定未定のようです。TPU素材ケースで、画面左側に第1世代Apple Pencilを格納できます。Apple Pencilの出し入れは容易で、軽く押し込むように入れ、背面の穴を使って押し出せます。ペン保持部にペンを立てる穴があります。ケースの構造上、iPad Smart Coverは装着で不可。全体的に厚めのケースで、iPad mini 5のスリム感はスポイルされがち。その一方で、ケース自体が厚手であり画面側のエッジの張り出しも大きめなので、端末の保護性は高いです。左側のペン保持部が出っ張っているので、そこに指をかけて端末を保持できるのもちょっと便利。なお、Amazonで「iPad mini 5Apple Pencilケース」をキーワードとして検索すると、本品とよく似た製品を見つけられます。
こちらはZtotopのiPad mini 5用ケース。1699円。画面カバー付きのケースで、背面内側がハニカム構造になっているため、ちょっと厚めです。ペンの出し入れは容易で、軽く押し込んで入れ、背面の穴を使って押し出せます。ペン保持部にペン立て穴あり。画面カバー部分はiPadのスリープ・ウェイクアップに対応。

 後者の画面カバー&ペンホルダー搭載のケースですが、こちらを気に入って使っています。これ、必要な要素を全て備えており、シンプルでもあり、Apple Pencilも完璧に保護されます。そしてこの価格なので、十分満足して使用中。

 とか言いつつ細かな難点も書いてみますと、ケース内にApple Pencilが入るということで、どちらのケースも大きめ。また両ケースとも素材が厚めです。iPad mini 5の薄さはほとんど台無しって感じ。また、軽さについてもかなりスポイルされてしまいます。それでも「これらのケースに入れればApple Pencilの収納位置が確保されつつ紛失もほぼ完全に防げる」というメリットは大きいのですが。

iPad Pro 11インチ用も買ってみた

 iPad Pro 11インチ用のApple Pencil関連アクセサリーも買ってみました。第2世代Apple Pencil対応のグリップ類やiPadケースです。

 まずグリップですが、第2世代Apple PencilはiPad Proにマグネットで吸着する仕組みを備えています。なので、マグネット内蔵グリップを買い足すような必要性はありません。

 ただ、iPadの側面(ボリュームボタンがある側)にいつも「ハダカで吸着させておく」のは、なんかこう、傷つきそうな感じ。吸着力は強く、落とすこともほとんどないと思いますが、ハダカ状態で落としたら傷つき必至で悲しい予感。落とした衝撃で故障するかも? というわけで、第2世代Apple Pencil保護用のケース的なグリップを買ってみました。

 買ったのは2種類。どちらもAmazonで買いまして、具体的にはFRTMAブランド品(Amazon商品リンク)とAhaStyleブランド品(Amazon商品リンク)です。それぞれ、写真と説明文で見ていきましょう。

FRTMAブランドの第2世代Apple Pencil用ケース。1099円でした。ペン全体を覆うグリップで、ケース型グリップといったところ。薄手です。ペン先カバーも付属しています。ケースに入れた状態で、iPad Pro に吸着させて充電やペアリングが行なえます。そのときの吸着力は、ハダカ状態よりは少し落ちますが、十分強い吸着力だと思います。Pencilの文字部に穴があるのがナニゲにイイ感じ。ただ、ペン先カバーは外れやすく、たぶん筆者は近いうちになくす気がします。
こちらはAhaStyleブランドの第2世代Apple Pencil用ケース。2本(2色)セットで899円でした。上のケースよりさらに少し薄手で、極薄レベルのケース型グリップです。こちらも、ケースに入れた状態で充電あペアリングができ、そのときの吸着力も十分強いと感じられます。第2世代Apple Pencilが無駄に太くなり過ぎたりせず、持った感じも好印象。カラーバリエーションも豊富ですね。コストパフォーマンスが高いケースだと感じられます。

 第2世代Apple Pencilをケースに入れた……というかシリコン膜で包んだことにより、傷つきや破損の心配が軽減されて気がラクです。グリップ感もグンと上がるので、強めグリップで滑りにくい感じが好きという人は気にいると思います。筆者的には後者の極薄レベルのケースがオススメ。

 それからiPad Pro 11インチ用の第2世代Apple Pencil収納対応ケースも購入。画面カバー付きのものです。Amazonで売られていたWonzirブランド品(Amazon商品リンク)。これも写真と説明文で見ていきましょう。

Wonzirブランドの iPad Pro 11インチ用ケース。画面右側(ボリュームボタン側)に第2世代Apple Pencilが収まります。ペン収納時、ペンと端末は密着して吸着し、充電やペアリングが可能。ペンの向きを変えておけば、敢えてペンを充電しないこともできます。ペンホルダー部が右側にあるので、右手だけでわりとスムーズにペンを取り出せます。ペンホルダー下にペン立て穴あり。ただ、背面内側がハニカム構造になっていたり素材が厚めだったりして、ケースは全体的に厚ぼったい感じがします。そしてちょっと重め。

 iPad Pro 11インチ用のこれらアクセサリーは、それぞれ「当たり」感が高くて満足しつつ使用中です。こういうアクセサリーがアップルから出てこないのが何だか不思議。最近のサードパーティ製iOSデバイス用アクセサリーは、安価でもつくりが良いものが増えていてイイですね。

 以上、Apple Pencilをより便利にしてくれるアクセサリーあれこれ。Apple Pencilユーザーの方はぜひチェックしてみてください♪

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。