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ベゼルをゼロにしたTECNOのコンセプトスマホを見てきた

 世界のスマートフォン市場で着々と存在感を高めているのが、インドやアフリカに強いTranssion(トランシオン)グループ。3社を傘下にもちますが、その1社、TECNO(テクノ)が、2026年9月にベルリンで開催されたIFA 2026でベゼルレススマートフォンのコンセプトモデルを公開しました。

TECNOのベゼルレススマートフォンコンセプト機

 TECNOといえば、背面の色が変わるモデルや、低価格なフォルダブルスマートフォン、さらにファーウェイ、サムスンに次ぐ3つ折りスマートフォンのコンセプトを発表するなど、新興系メーカーながら注目を集めています。

 とはいえこの1年ほど目立った動きはなく、3月にバルセロナで開催されたMWCでも、モジュラー式スマートフォンという「イロモノ」の展示にとどまりました。

 スマートフォンのトップグループメーカーとして生き残るためには、高い技術開発力が必要です。今回のベゼルレススマートフォンは一見すると地味ですが、ディスプレイのほぼ全体を表示領域とすることで、コンテンツ視聴時により高い没入感を与えることができます。

 ベゼルレスといってもスマートフォンの前面がすべてディスプレイになっているわけではなく、外側のフレームの厚さは残ります。それでもフレームとディスプレイの間にある、黒いベゼルがないために、他のスマートフォンとは明らかに表示体験が異なります。

ディスプレイとフレームの境界が目立たず、端末前面が一体的に見える

 なお、ベースとなるモデルは自社のスリムスマートフォンのようです。このコンセプトモデルの詳細なスペックは公開されておらず、6.78インチ144Hzディスプレイのみが明らかになっています。ディスプレイの技術としてはコストがかかる以外、実現は難しいものではないため、将来のTECNOのスマートフォンにこのディスプレイが採用される可能性は高いでしょう。

本体サイズは非公開

 とはいえ、ベゼルレスモデルを求める消費者がどれくらいいるかは未知数です。TECNOとしては上位モデルにベゼルレスディスプレイを搭載し、差別化を図りたいところでしょう。

 個人的には、最近登場したiPhone Duoに代表される横開きタイプの折りたたみスマートフォンに搭載されれば、没入感を高めるとともに、同じ本体サイズでもディスプレイをより広くできることから、相性は良さそうだと思います。果たしてどのような形でこのディスプレイが商用化されるのか、期待したいものです。

デザインモデルとしても考えた設計