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Oura Ring 4を3カ月使って気づいたこと、傷が気になるならセラミック版もあり?

【iPhone 16 Pro】

 スマートリング「Oura Ring 4」を使い始めてから3カ月が経ちました。概ね気に入っていて、これからも使い続けようと思っています。フツーの指輪より大きいので、装着感がいいとは言い切れないのですが、まぁ気にならない程度。事前に設定しなくても、着けているだけで活動量がカウントされ、睡眠が十分だったか否かもわかります。

 スマートウォッチと違って、ディスプレイがなく、音が鳴ったり、ブルブル振動したりすることもない。生活を邪魔しないところも気に入っています。

 使い続けているからこそ気づいたこともあります。今回はそれを報告します。これから購入を考えている人は参考にしてください。

運動データもかなり正確に記録される

 筆者がOura Ring 4を購入した最大の目的は睡眠のトラッキング。運動量の計測にはさほど役立たないと思っていたのですが、いい意味で予想を裏切られました。スマートウォッチのように「種目を選んでスタート」ということはできませんが、心拍センサーや加速度センサーが運動を検出。運動後に「Oura」アプリが記録に導いてくれます。

 記録された結果を見ると、かなり細かく、精度も高い印象。GPSは搭載されていませんが、スマホが位置情報を取得し、歩いた経路を「Oura」アプリで確認することもできます。スマートウォッチがなくてもコレで十分かも……と思ったりしています。

運動が記録されると、「Oura」アプリの画面に通知される。「確認」をタップすると記録される。運動の種目などを変更したい場合は「編集」をタップすると編集できる
活動量が記録される「アクティビティ」の画面。かなり細かく記録され、スマホのGPSで取得した経路も地図で確認できる

ユーザーの体調を気づかってくれる

 Oura Ring 4では、毎日の活動量の目標が設定され、その達成状況が「Oura」アプリに表示されます。自分で目標を設定した記憶はないので、ユーザーに最適化された目標が自動で設定されるのだと思います。

 使い続けていて「いいな」と思ったのは、コンディションによって目標が下方修正されること。体調が良くなかったり、睡眠が足りなかったりする日は、目標値が下げられるんです。

 また、著しく体調が悪いと検知されると、休息をとるように促してくれます。「頑張らなくてもいいよ」と言われているような優しさを感じました。目標が固定されていると、体調が悪く、時間がなくても、ついつい頑張ってしまいますからね。

その日の体調に合わせてアクティビティの目標が低く変更されることも。体調に大きな変化があり、休息をすすめられることもあった

 ただし、その優しさの結果、筆者はこの3カ月でかなり体重を増やしてしまいました。活動量の目標はユーザーが変更することもできるので、ダイエットをめざす人は、厳しめの目標値に変更することをおすすめします。

充電を忘れることがあるが、問題なし

 スペックによると、バッテリー持続時間は5~8日間。筆者が実際に使った印象では、ギリギリ1週間は持たないかなぁという感じ。なので、充電は週に1回以上必要です。電池残量が少なくなるとスマホに通知されるので、充電を忘れることはありません。

 と言いたいところですが、筆者は通知を見落としたり、「残量15%」と表示されても「まだ大丈夫」と油断したりして、電池を切らしてしまうことが何度かありました。

バッテリー残量は「Oura」アプリで確認できる
同梱の充電台に乗せて充電する。週2回ほど80~90%まで充電すれば、ちょうどいい印象

 ですが、電池が切れても、そんなに困らないんですよ。例えば、夜寝ているときに切れると、その日の睡眠データが取得できなくなりますが、「まぁ、そんなこともあるか」と思えば問題なし。

 スマートウォッチには画面があるので、電池が切れると時刻が確認できなくなったり、スマホの通知が表示されなくなったりと不便が生じますが、スマートリングはそもそも時計や通知の機能はありません。ユーザーにプレッシャーを与えないデバイスとも言えるでしょう。

結構キズがつく

 3カ月使っていると、それなりにキズが付きます。まだ気になるほどではありませんが、1年くらい経つとキズが目立つようになるかも。また、何かにぶつけるなどのアクシデントで大きなキズが付くこともあるかもしれません。

使い始めてから3カ月経ち、細かいキズが目立つようになってきた

 Oura Ring 4のカラバリは6色。筆者は最も安く、無難と思えたSilver(5万2800円)を購入しましたが、ブラスト仕上げのBrushed Silver(5万9800円)のほうがよかったかなぁと思ったり……。

 これから購入するのであれば、色選びは慎重に。11月5日に発売されたセラミック仕上げの「Oura Ring 4 Ceramic(7万4800円)」も選択肢に加えるといいでしょう。

やっぱり人差し指に装着するのがベスト

 筆者は当初、左手の中指に装着するつもりでサイズを選びましたが、実際に着けてみると緩く感じて、人差し指に着け替えました。個人差はあるでしょうが、指はむくみによって太さが変わります。朝や夕方にむくむことが多いようです。

 筆者の場合、フィット感としては、日中は人差し指がベスト、就寝時~朝は中指がベストだと思います。ですが、やっぱり人差し指に着けるのが一番良さそうです。

装着感としても、計測の精度においても、人差し指に着けるのがベスト

 Oura Ring 4の厚さは2.8mm(Oura Ring 4 Ceramicは3.51mm)。それなりの厚さなので、中指や薬指に着けると、隣の指とぶつかり、圧迫することになります。人差し指に着けた場合は、中指に接するだけで、親指とはぶつかりません。

 最もラクに装着できるのは人差し指だと思います。また、Ouraも精度の高さで人差し指への装着を推奨しています。特にこだわりがなければ、人差し指に一日中フィットするサイズを選びましょう。

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