みんなのケータイ

Nothing Phone (2)&Earで「ChatGPT」を使ってみました

【Nothing Phone (2)】

 今年はGalaxy S24とXiaomi 14 Ultraを買いましたが、従来から所有しているNothing Phone (2)も引き続き使っています。

 外出時には携帯していませんが、自宅ではWebを読んだり、「YouTube」や「TikTok」を観たり、音楽を聴いたりするメインの端末だったりします。

 IP等級は「IP54」なので、水回りでの使用は注意すべきなのですが、浴室にも持ち込んで使っています。

 何度か湯船にドボンと落としたことがありますが、その都度、タオルでていねいに拭いてセーフ! これまで大きなトラブルはなく、快適に使い続けています。

 Nothing Phone (2)は、今年の春のアップデートで「ChatGPT」との連携機能が追加されました。

 が、筆者はNothing Phone (2)に「ChatGPT」アプリを入れておらず、全く活用していませんでした。というわけで、使い勝手を試してみました。

 ChatGPTとの連携は「Nothing OS」に包括される機能で、Nothing Phone (2)だけでなく、Phone (1)、Phone (2a)や、ワイヤレスイヤホンでも利用できます。

 スマホでは、まず「ChatGPT」のウィジェットが追加され、素早く「ChatGPT」アプリを起動して、テキストや音声を入力できるようになっていました。

ウィジェットには「単一」と「複数」がある。「単一」は入力タイプを固定するウィジェットで、「複数」は入力タイプを選択して起動できるウィジェット

 WebやSNSのテキストをコピーして、ChatGPTに素早く共有することも可能。詳しく調べたいことがあった場合に、まずコピーした部分を送信して、そこからチャットを始められるわけです。

 スクリーンショットを撮った場合も、共有メニューに「ChatGPT」が表示され、テキストを備えて送信することができます。

ウェブページのテキストをコピーすると、画面左下に共有メニューが表示。そこから「ChatGPT」を選択すると、「ChatGPT」アプリに遷移する
コピーしたテキストをまるごと送信することもでき、加筆することも可能。回答に対して、続けて質問を送信することができる
スクショを送信して、チャットを始めることも可能

 使ってみると非常にスムーズ。筆者は無料版の「ChatGPT」を使っているので、続けて使っていると利用制限がかかって、一定時間使えなくなったりしましたが、ときどき使う程度なら無料版でも十分な印象です。

 Nothingから提供されたワイヤレスイヤホンがあったので、イヤホンでの使い勝手も試してみました。

 使ったイヤホンは、今年4月に発売された「Ear」。Phone (2)とペアリングすると、すぐにChatGPTの使用に導く案内が表示されました。

 左のイヤホンをつまんで長押しすると「ChatGPT」が起動するように設定されましたが、イヤホンの管理アプリ「Nothing X」でいつでも変更可能。

 「1回つまむ」にて設定できませんが、「2回つまむ」「3回つまむ」などに設定することもできます。

Nothing Phone (2)には「Nothing X」というアプリがプリインストールされていて、Nothingのイヤホンと簡単にペアリングできる。ペアリングが完了すると、「ChatGPT」の起動方法を設定する画面に導かれた

 イヤホンから「ChatGPT」を起動して、音声で「横浜の美味しいラーメン屋は?」と聞いたところ、しばらくすると、イヤホンから回答が聞こえました。

 正確な日本語ではありますが、やや機械的で、日本語のネイティブではない外国人が話す声。

イヤホンから起動した会話の内容も、スマホの「ChatGPT」アプリで確認できる

 しかし、使い勝手は今ひとつ。マイクが有効になったことや、聴き取りが成功したことがわかる音がなく、どのタイミングで話せばいいかがわからず、回答を待っている間も不安な気持ちに。

 ぼそぼそと話すと聞き取ってくれなかったりするので、人が多い状況での使用にも向きません。

 だったら、スマホでテキスト入力したほうがいいよなぁと思ったのが本音です。

 スマホで使う生成AIとして、ChatGPTはどこまで普及するのはわかりませんが、こうした連携機能をいち早く搭載したことは評価したいですね。

 Androidスマホでは、これから「Gemini」が普及していくと思いますが、Nothing Earでは、使いたいAIサービスを選べるようになるといいですね。