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AirPods Proは「Nothing Phone(2)」でも快適に使えました

【Nothing Phone(2)】

 Nothing Phone(2)には、将来的に追加予定の機能を事前に試せる「テスト機能」があります。その中に「AirPodsのサポート」という機能があったので試してみました。

 筆者は「AirPods Pro」(第2世代)を持っていて、iPhoneで音楽を聴いたり、ライブ中継を観たりする際に使っています。Nothing Phone(2)など、Androidスマホで聴く場合は、主にNothingのEar(2)を使用。Nothing Phone(2)には、あらかじめ「Nothing X」というアプリがプリインされていて、細かい音質設定もできるので、非常に便利です。なので、Nothing Phone(2)とAirPods Proを組み合わせて使う必要はないのですが、せっかくある機能なので、どんなものかと試してみた次第。

 使い方は非常に簡単でした。「設定」→「テスト機能」で「AirPodsのサポート」をオンにすれば、あとは「Bluetooth」画面でAirPods Proとペアリングするだけ。すると、「デバイスの詳細」画面に、AirPods Proとケースとイヤホンの電池残量が表示されるようになりました。その画面に「モデルの選択」という項目があり、AirPodsの機種を選択できます。自動で「AirPods Pro(第2世代)」が選択されていましたが、この機種でしか試していないので、どの機種でも自動で選択されるのかどうかはわかりません。

「設定」→「テスト機能」で「AirPodsのサポート」をオンに
Bluetoothをオンにした状態で、AirPods Proとペアリング
詳細画面を開くと、バッテリー残量を確認できる
モデルを選択する画面も用意されている
クイック設定の画面にもAirPods Proのアイコンが表示され、バッテリー残量が表示される

 AirPods Proの操作方法はiPhoneとペアリングして使う場合と同じ。ステムをつまむようにカチッと1回押すと音楽の一時停止・再生ができ、電話がかかってきた場合には応答できます。2回押すと次の曲にスキップ。3回押すと曲の頭に戻せます。ステムをなぞって音量を調整することもできました。

 ノイズキャンセリングの切り替えはステムの長押しで行えます。iPhoneではAirPodsのコントロール画面で、ノイズキャンセングのオン・オフに加えて、「外部音取り込み」や「適応型」にも切り替えられますよね。Nothing Phone(2)とペアリングした状態では、画面操作では再生モードを切り替えられないので、ノイズキャンセングのオンとオフの切り替えしかできないと思っていました。

iPhoneでは、この画面でノイズキャンセリングを切り替えられるが、Nothing Phoneではこのような画面は表示されない。

 筆者は、これまで見落としていたのですが、iPhoneの「Bluetooth」画面からアクセスするAirPods Proの設定画面で、長押しした場合の操作を変更することができるんですね。そこで4つのモードを全てを有効にすると、Nothing Phone(2)で聴く場合も、4つのモードを切り替えられるようになりました。

iPhoneでは、AirPodsの設定画面でコントロールの設定を変更できる
ノイズコントロールの設定変更も可能。4つのモードを全て有効にすると、ステムの長押しで切り替えられるようになる

 iPhoneでできて、Nothing Phone(というかAndroid)で利用できない機能と言えば、ユーザーの声を感知すると音量が小さくなる「会話感知」、ダイナミックな音になる「空間オーディオ」、音声コントロール「Siri」くらい。サブスクの音楽を聴いたり、動画の音声を聴いたりするのは、それらを使えなくても問題ないでしょう。

 Nothing Phoneは、iPhoneから乗り換える人が少なくないと聞いています。筆者のようにiPhoneとNothing Phoneの両方を使っている人もいるでしょう。音質に定評があるAirPods Proをどちらでも使えたら便利ですよね。「テスト機能」と言えども、スムーズに使えたので、さらなる進化を期待したいものです。