みんなのケータイ
2回線利用だとちょっと面倒な+メッセージ
2024年4月3日 00:00
NTTドコモやKDDI、ソフトバンクが提供するメッセージサービス「+メッセージ」。当初は3キャリアの契約者のみ限定でしたが、最近ではMVNOへの対応も進んでおり、iPhoneもアプリをインストールすれば利用できるようになるなど利用範囲が進んできました。
筆者も当初はテスト的に使うくらいであまり前向きに使ったことはありませんでしたが、二要素認証に使うSMSも受け取れることと、最近身の回りで+メッセージを使っている人が増えたこともあり、+メッセージを本格的に利用することにしたのですが、ここで意外なトラブルが発生しました。
筆者はデータ通信、音声通話とSMSで別々の2回線を契約しています。これまで標準のメッセージアプリはデータ通信用、音声通話用の両方で受け取りができ、送信もどちらの回線を選ぶかを都度選ぶことができました。
しかし+メッセージは電話回線ではなくインターネットを利用して送受信する仕組みということもあって、どちらか1回線しか設定できません。しかも利用回線は自動的に選ばれてしまうようで、何度か試した結果データ通信に契約している回線が自動で設定されてしまうようです。
この場合も受信であればデータ通信、音声通話のどちらも+メッセージを受け取れるのですが、送信については自動設定された回線のみになってしまい、標準のメッセージアプリのように送信時に番号を変更することができません。結果として本来使いたい音声通話の番号での+メッセージが送信できなくなってしまいました。
対策として、2回線あるうちデータ通信をオフにした状態で+メッセージを初期化し、回線が1つしか認識できない状態で再度+メッセージを設定したところ、音声回線での設定が可能でした。初回設定は面倒でもこれなら運用できるかな、と思っていたのもつかの間、数日すると+メッセージの設定が初期化され、また自動的にデータ通信回線が+メッセージに設定されるようになってしまいました。
筆者はメインとサブ回線以外にもいくつかeSIMを設定しており、時折このSIMを切り換えることがあるためそのせいで初期化されているのかもしれませんが、根本的な原因は不明。そしてこれが発生するたびにまたSIMをオフにして設定を初期化……、という手間がかかっています。
+メッセージはメッセージを無料で送信でき、スタンプも使えて気に入っているのですが、この手間はちょっと面倒。せめて初回設定時にどちらの回線で送信するかを選ばせてもらえればいいのですが、2回線併用ユーザーのためにも今後の改善に期待です。