みんなのケータイ

MNP時には「+メッセージ」のことも忘れずに

 5月ごろにメイン回線をKDDIの「povo2.0」に切り替えました。データも通話も必要な分だけユーザーが選べるというのは面白いですね。もちろんau回線なので品質も問題なし。

乗り換え前に引き継ぎを忘れると一部情報が引き継げなかった

 筆者の場合、NTTドコモ回線のMVNO事業者からの乗り換えだったのですが、乗り換えたあとに「+メッセージってどうしたらいいんだっけ」ということにはたと気づきました。

 +メッセージは、3社がそれぞれにアプリを配信しており、自分の利用する携帯電話会社にあわせてアプリを選ぶ必要があります。「ドコモ(系MVNO)→KDDIだからなにか設定が必要なんじゃ?」と思い、調べてみたらまさにその通り。というか、正確には乗り換える前に、元の事業者のアプリ(筆者の場合、ドコモ)で事前に設定をしておく必要がありました。

 KDDIのWebサイトによると、アプリ内の「設定」から「その他」に進むと「ユーザー情報引き継ぎ」という項目があり、ここから引き継ぎの設定をする必要があったようです。筆者は何もしていなかったため、名前などユーザー情報は消滅しました。ただしMNP後にも、ドコモ版のアプリから過去のメッセージはストレージへバックアップできたほか、あらためてKDDI版のアプリを入れて見た限りでは、グループからも外されてはいないようです。

 なお、事前に設定が必要な旨は各社のWebサイトにしっかり書いてあります。筆者の確認不足でした。+メッセージとしての機能を失っても、通常のSMSのやり取りはできるのでpovoにMNPして1カ月以上経過していますが、まったく気が付きませんでした。

 新しいスマートフォンに買い替えるときは音楽やアプリ、写真などのバックアップができているか、移行はどうしようかとは誰しも思いが届くところ。しかし「MNP時の+メッセージ移行」は、結構忘れがちではないでしょうか。これから携帯電話会社を乗り換えようという皆さんは、+メッセージのことも頭の隅に置いていたほうが良いかもしれません。