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廉価モデルながら侮れない! 「OPPO Reno9 A」のカメラ
【OPPO Reno9 A】
2023年10月24日 00:00
最近のスマホは優秀だ。たとえば、この6月に買った「OPPO Reno9 A」は、ミドルレンジモデルだし、なんなら実質1万円未満で入手したのに、3年前のハイエンドモデル「Galaxy Z Fold3 5G」(au版で23万7565円)のメインカメラの4倍もの画素数がある。
Galaxy Z Fold3 5Gの写真も好きだが、OPPO Reno9 Aの写真もなかなか好感が持てる、と筆者的には考えている。け、決して買ってしまったから負け惜しみを言っているわけではない。
まず、渋谷ヒカリエで撮影した写真を見てみてほしい。
広角(1倍)で撮影した写真を10倍に引き伸ばしたところ、ビルの最上階付近にある文字は潰れて読めないが、2倍のものでは光学ズームのお陰で判読できる。6倍ズームの写真では読み取れるので、「デジタルズーム6倍」と説明されているが、光学2倍×デジタル3倍なのではないかなぁという感想だ。
いずれにしても、ソフトウェア的にうまく処理してくれるのは6倍ズームで撮影したものなので、1倍で撮ったものを切り出して使うより、最初から6倍ズームで撮影したほうが良い絵が撮れそうだ。
続けて食べ物の写真も見ていこう。
奥行きが感じられないという弱点はあるが、iPhone 14で撮った写真を並べてまじまじと見比べなければ及第点ではないだろうか。また、「見たまま」で撮れるのも好印象だ。もっともこれは好みによるのだが。
OPPO Reno9 Aには専用のマクロレンズもある。動画やポートレートなどは画面を水平方向にスライドすることで切り替えられるが、マクロ機能は「その他」の中に格納されている。マクロレンズを使えば、被写体との最短距離4cmの近接撮影が可能だ。
なじみのものが、いつもと違った表情を見せるのが楽しい。“モノ”の細かい部分を見せたいフリマアプリユーザーにとっても使い勝手がいいだろう。
通常売価が2万円未満のスマホと、12万円近い価格のスマホを比べるのは酷だと予想していたのだが、どうしてどうして、A4用紙などに印刷するのでなければ、個人的に充分“イケてるカメラ”だと感じる結果となった。