みんなのケータイ

駐車位置の保存機能、Android版Google マップではどんな感じ?

【Pixel 7 Pro】

 先日の「みんなのケータイ」では、白根さんが納車を報告されていました。いやぁ、めでたい!

 EV購入記として大変興味深く拝読しましたが、一方で「はて、私のクルマではどうだったっけ?」と気になった部分がありました。駐車位置の保存機能です。

楽しく買い物して、いざ駐車場に戻ってきたらどこに駐めたか広すぎて分からない! この時の絶望感たるや……

 我が家のクルマには、いわゆる「ディーラーオプション」型のカーナビが付いているものの、製造から5年以上が経過し、最新機能とはかなり縁遠くなってしまいました。3G通信機能による渋滞情報取得こそできるのですが、Androidスマホとの連携機能「Android Auto」に未対応なのがとにかくイタい(iOS系のCarPlayには対応)。

 そのため最近では、内蔵カーナビとは全く別に、Pixel 7 Proそのものをダッシュボード上にスタンドで固定し、Google マップでナビゲーションする機会が増えました。このほうが、新規施設の情報登録などが早いですからね。

 そのAndroid版Google マップ単体利用では、駐車位置を自動で保存するような機能はありません。しかし“手動”であれば、保存が可能なことが分かりました。クルマを駐めたら、現在地を示す青丸(青色ドット)をタップしましょう。

Android版Google マップで駐車位置を保存するときは、現在地を示す青丸(青色ドット)をタップ。続いて表示される「駐車位置を保存」をもう一度タップすれば、手順はひとまず完了です

 こうすると現在地関連のメニューがいくつか表示され、その中に「駐車位置を保存」があるので、同じくタップしましょう。基本的にはこれだけ。すぐさまGoogleマップ上に、駐車位置を示すアイコンが表示されます。

マップをよくみると、「ここに駐車しました」という表示が出ています(赤いピンの部分)

 あとはAndroid本体の通知パネルであったり、Google マップのUI内の各所に「駐車場」の表示がでるようになります。駐車開始から何分経ったか、現在地から駐車位置まで歩くと何分かかるかなど、必要な情報をコンパクトにまとめて提示してくれます。

通知パネルから直接駐車位置を呼び出せます
駐車から何分経過したか、駐車位置まで歩くと何分かかるかなども把握できます

 さらに「詳細情報」のメニューからは、メモを書いたり、駐車残り時間をプルダウンメニューで指定できたりします。上限料金が設定されているコインパーキングだと残り時間は重要ですし、立体駐車場に駐める場合は緯度経度よりもむしろ何階に駐めたかを把握しておくべき。さまざまなシチュエーションに応用できる機能に仕上がっています。

メモをつけたり、駐車残り時間を記録することもできます

 あらためて、「どこに駐めたか忘れた」問題は相当にシビアです。クルマに乗るのは友だちや親のつきあいでたまに……という方にも絶対知っておいていただきたい! まず、駐車場の係員さんに聞いたところで問題が解決しない可能性が極めて高いです(そもそも聞くのすら恥ずかしい)。

 それでいて、遊び疲れていたり、お土産を持ちきれないほど買っていたり、夜になるとクルマの色が判別しづらかったり、いきなり大雨が降ってきたりと、悪い状況は重なりやすいもの。

 個人的に絶対そんな体験はしたくないので、最近はもう、クルマを駐めたらすぐ目印になりそうな枠番号や周囲をカメラで撮影するようにしています。原始的な手段ではありますが、ある意味Google マップの機能を使うより確実かも?

 なお、Google マップの駐車位置保存機能は、青色ドットをタップさえすれば、運転とは無関係にいつでも使えます。例えば長距離バスに乗って観光地や高速道路サービスエリアに立ち寄ったりする際にも役立つことでしょう。ぜひお試しあれ。

昼間はよくても、夜になるとどこに駐めたか分からなくなるという事態も結構あります。皆さん気を付けましょう!(自戒をこめて)
目標物になりそうなものを四方八方撮影しておくのも、原始的ではありますが意外に効果があります