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ドコモの「ギガライト」ユーザーの家族回線をirumoに切り替えると安くなる? 何が変わる?

 7月、NTTドコモから「irumo」「eximo」という2つの新しい料金プランが登場しました。本誌でも、多くの記事をお届けしていますが、筆者自身、長らく家族ぐるみで契約してきた通信会社だけに、今後のことがちょっと気がかり。

 筆者自身は、いくつかの通信回線を契約していますが、ドコモ回線については今春、「5Gギガホプレミア」から「ahamo」に切り替えたところ。得られるdポイントは、dポイントの会員ランクが5つ星→4つ星になったこともあり、減少したのですが、支払総額は安くなりました。

 そして、家族については1回線でahamo、もう1回線で「5Gギガライト」を利用しており、おおむね1GB以下で利用しています。となると、気になるのは「5Gギガライト」を「irumo」にすべきかどうか、というところ。

 ドコモの「5Gギガライト」は、月額3465円~6765円の段階制の料金プラン。すでに新規契約することはできないプランですが、1GBまでであれば最も安い料金になります。筆者の場合、各種割引により、支払額は月額2178円に抑えられています。これをもし「irumo」にするなら、どのプランであっても一見するところ“安くなる&通信量が増える”と思えるのですが、「irumo」で強くアピールされている価格はいずれも割引適用後のもの。

 「5Gギガライト」では、「みんなドコモ割」「ドコモ光セット割」「dカードお支払割」が適用可能ですが、「irumo」では3GB以上のプランの場合、「ドコモ光割/home 5G割」と「dカードお支払割」が適用可能で、「みんなドコモ割」は効きません。

 そして筆者の場合は、筆者の住宅の事情により、昨秋ドコモ光を解約しており、「irumo」への割引が限られてしまうのです。となると、料金面で選びやすいのは3GBのプラン(月額2167円、dカード割適用後は1980円)になります。

 さて、ここで注意したいのは、もし本当に「5Gギガライト」から「irumo」へ切り替えると、いくつか使えなくなったり、これまでと違いが生まれるサービスがある、ということ。詳細はドコモのWebサイトでも案内されていますが、ひとつはドコモメールがオプション(月額330円)になりますし、クラウドサービスの「ドコモ電話帳」が使えなくなります。

 このあたり、ITリテラシーが高い人であれば、案外気にならないポイントかな? と思えますが、たとえばドコモメールはなんだかんだ、長いお付き合いのある知人とのやり取りや、有益なメールマガジンの登録に利用していたりして、手放せない気持ちになる人もいます。また、筆者の例ですとirumoの3GBプランに加えて契約するので、ちょっと料金がアップすることに。うーん、悩ましい……。

 と、ここまで考えてきた今回、もうずっと5Gギガプランでいいかとも思える一方で、MVNOの割安な料金プランもまたかなり魅力的な選択肢に思えています。ドコモメールオプションを契約し続けるとしても、安くできる料金プランがあるわけです。通信品質では、ドコモの料金プランのほうが強みがあると言えそうですが、さほど外出しない(お出かけのときに使わない)人であれば、MVNOで十分。

 ただし、家人に提案する際には、さらにここへ「これまで得ていたdポイントよりも安くなるのか」といったあたりのお話も伝えていかねばなりません。料金は同等だけどドコモメールがね、MVNOのほうが安いこともあってね……といったここまでの話に加えて、ポイントも関わってくると、これはこれでまたちょっと大変でして、従来との違いを伝えていくことになりそうです。