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「Google Nest Hub Max」、子どもの留守番見守りに大活躍

 過去のケータイ Watchの本コーナーでもお伝えしていますが、筆者がGoogleのスマートディスプレイNest Hub Maxを購入したのは2019年の末ごろ。現時点で既に購入から3年半が経過していますが、ずっと同じデバイスを、毎日使い続けています。

Google Nest Hub Max導入から3年半が経過した

 これまでは、スマートスピーカーとして照明のオンオフやラジオ番組の再生、子どもが好きな曲やコンテンツの視聴などに活用していましたが、購入当時は4歳だった子どもが成長するに従って、「Nest Hub Maxがあると便利だな。」と改めて思う機会が増えました。最近、特に便利に感じているのはビデオ通話機能です。

 近所のスーパーに買い物に行く際や、ちょっとした用事で両親が共に出かけるなど、子どもが短時間の留守番をする機会がありますが、何か用事があれば子どもの方からNest Hub Maxを操作してビデオ通話でコミュミケーションできますし、家の様子を見守る際にもNest Hub Maxのカメラ越しに室内の様子をモニタリングすることも可能です。

使い方を教えたら留守番中にビデオ通話をかけるようになった

 留守番している子どもに、電話をかける程でもない(かけても気付かないで、応答しないかもしれない)けど、困ったことは無さそうかな? と、軽く見守る際に、留守番している子どもからの応答を必要としないモニタリングが丁度良かったりします。また、一時的に祖父母に子どもの世話をお願いする場合などにも、宅内の様子を見ながら連絡が取れるのはとても便利です。

 子どもが外に持ち出すためのスマートフォンやApple Watchも備えてはいますが、筆者宅では留守番中のコミュニケーションツールとして最も利用頻度が多いのはNest Hub Maxのビデオ通話です。

 その理由は、まだ言葉だけでは上手に物事を伝える能力が(大人と比べると)乏しくても、映像があることでスムーズにやりとりできることに加えて、スマートフォンと違って常に同じ場所にありデバイスが動かないため、無くしたりするリスクが無いことが大きな理由です。

 他にも、ビデオ通話を受ける側として嬉しいのは、Nest Hub Maxが発信するビデオ通話機能はGoogle Meetのビデオ通話として取扱され、スマートフォンだけでなくスマートウォッチにも着信が通知されるようになった点です。

 筆者は、基本的にスマートフォンを常時サイレントモードに設定しているため、スマートウォッチに着信が通知されないと、基本的に音声通話の着信に気付くことはありませんが、遅くとも2023年初め頃にはスマートウォッチ側にもGoogle Meetを含めた一部アプリの着信が通知されるようになっています。これにより、外出中でも自宅からのビデオ通話をスルーしてしまうことが無くなりました。

スマートウォッチにもビデオ通話の着信が通知される
(筆者がこの機能に気付いたのは2023年初めごろ)

 購入した時点では「意外とカメラの使い道が無いな……」なんてことを感じたのですが、使い方が変わった今では完全に「スマートディスプレイにカメラは欠かせない」派ですが、Google Nest Hub Maxには直接の後継モデルが今のところ存在しません。

 近いコンセプトというか、使い勝手を実現するデバイスとしてPixel Tabletも今年になって登場したため購入してみましたが、Nest Hubが担う"家族が共有して使う"スマートディスプレイとは方向性が異なる製品と理解しています。競合他社からは、15インチクラスのディスプレイを搭載するモデルも登場しているので、Google陣営からももっと大きなディスプレイを搭載したモデルが出ないかな……と、待ちながらNest Hub Maxを使い続けています。