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iPhone向け無料動画アプリ「RODE Capture」ならワイプもマイク調整がとってもカンタン

 スマートフォンやデジカメ用のマイクや撮影機材などを製造しているRODEから、iPhone向けの動画撮影アプリ「RODE Capture」がリリースされました。このアプリ、基本的には標準のカメラアプリでの「ビデオモード」と同じように撮影できるのですが、2点ほど便利なので紹介します。

 ひとつは、レベルメーターがあり動画撮影時の音量をチェック可能なこと。しかも、マイクアイコンをタップすると入力レベルを調整できるので、音楽が爆音で鳴っているような場所では入力レベルを下げたり、逆に静かなところで小声で話したいときは、入力レベルを上げたりできます。

画面の右側にマイク入力のレベルメーターがある
入力レベルを調整できるので、音割れなどの対策ができる

 動画の撮影は画質も重要ですが、音質も結構大切。音割れしているような動画はあとで調整するのが難しいので、撮影時にある程度視覚的にチェックできるのはありがたいです。またレベルメーターが動いていれば、ちゃんと音声も録れているという目安にもなります。

 また、RODE製品のマイクにも対応していて、たとえば自分が使っている「RODE Wireless GO II」を接続すると、ちゃんと2つのマイクそれぞれの入力レベルが表示されます。

 残念ながらRODE Wireless GO IIではこの程度ですが、最新モデルの「RODE Wireless ME」では、デュアルマイクそれぞれの入力レベルを調整するなどの設定もできるようです。ちょっと最新モデルに買い替えたくなってしまいます。

RODE製品の外部マイクにも対応している

 もうひとつの便利な機能が、アウトカメラとインカメラを同時に使ったデュアルカメラ機能。画面を半分に分割するか、片方をワイプにした動画の撮影が可能です。中国メーカーのスマートフォンにはよくある機能ですが、YouTube用の動画を撮るときなどに、あとから編集する必要がないので便利なんですよね。

前面と背面両方のカメラを使って、画面分割もしくはワイプ表示をしながらの動画が撮れる
画面分割のレイアウト
ワイプのレイアウト

 ちなみに画面分割やワイプは、どちらのカメラを割り当てるかは自由に変更可能。また、ワイプを表示する位置は、4隅ならどこでも配置できます。さらに、インカメラとアウトカメラそれぞれで、撮影した動画をそのまま保存する設定にもできます。あとから動画編集ソフトでワイプの大きさや位置を自分で調整したいという場合にピッタリです。

 RODE製品を持っていなくても無料で使えるので、iPhoneで動画を撮影しているユーザーは是非一度お試しあれ。