みんなのケータイ

久しぶりの海外出張はahamoと「まもサーチTag」で

 私個人としては4年ぶりの海外出張、MWC Barcelona 2023に取材に来ています。この原稿は〆切を大幅にオーバーし、バルセロナの宿で書いています(編集長、スミマセン!)。

 ヨーロッパというとWi-Fi環境がどこにでもあって快適、と思っている方が多いように思いますが、これまでMWCバルセロナで泊まったアパートや安宿はWi-Fiが大抵遅く、写真をアップしたり、過去の写真をオンラインストレージから探したりするのに非常にイライラしていました。

 しかし、今回泊まったオスタル(ホテルより安い宿。小さな部屋で、バスルームは付いていますが冷蔵庫はなし。湯沸かしポットを貸してくれて助かっています)はWi-Fi環境が非常に良くて驚いています。これなら自宅とそんなに変わらない。Amazon Photosに突っ込んであるだけの写真も、まぁまぁ探せます。

 これが、4年間にバルセロナの固定ネットワーク環境が整ったのか、たまたまこのオスタルが優秀なのかは分かりませんが、本当にありがたい限りです。

 ありがたいといえば、ahamo。ahamoは、国際ローミング料がかからず、対象地域であれば日本と同じように、20GBの月間利用可能データ量を使えます。「大盛りオプション」加入の場合でも、海外で使えるデータ量は20GB。20GBもあれば大丈夫だろうと思い、ドコモの1回線をahamoに移行して用意していました。

ahamoの契約時には、「オンライン発行dポイントカード」番号が必要で、移行するdアカウントでは作っていなかったので、ちょっとつまづきました。なんとなくカードを作っていなくても手続きが進めそうな雰囲気があるのですが、この画面以上進みません。諦めてdポイントクラブにアクセスし、オンライン発行dポイントカードを作ったらちゃんと進めました

 なお、旅のプロ、ライターの中山智氏に指摘されて知ったのですが、ahamoは海外で最初にデータ通信を利用した日から15日経過すると、通信速度が送受信最大128kbpsとなります。この速度制限は日本に帰国しないと解除されず、月をまたいでも日数のカウントは続くとのこと。今回の出張はトータルで10日間なので問題なし。月が変わればデータ容量は回復するので、今回はahamo1本で行くことにしました。現地でSIMを購入するのは面倒でありつつも楽しい体験ですが、今回は宿のWi-Fiも調子いいですし、節約です。

 もう1つ、出張に持ってきたのがIoT製品を開発・販売する+StyleのGPSトラッカー「まもサーチTag」です。私は以前、MWC中に財布を紛失して大変な目に遭ったことがあったので、今回は絶対トラッカーを入れようと決めていました。ちょうどよいタイミングで製品発表があり、3月31日まで発売記念キャンペーンで700円割引の2780円。早速購入しました。

まもサーチTag。ストラップホールもありますが、基本的に財布の中に入れているのでそのまま。3月31日までキャンペーンで安く買えます

 アップルのAirTagと同じように使えるのが魅力で、「探す」アプリで位置を確認できます。飛行機での移動中は預け入れ荷物の中に入れて、荷物がちゃんと自分の乗った飛行機に積み込まれているかをチェックしていました。また、到着して荷物がベルトコンベアで運ばれてくる際には、アプリで見ているとサッとアイコンが動いて、近くに来たことが分かります。

 AirTag同様、手元から離れると通知が届きますし、音を鳴らすこともできます。ただ、近距離で方向などを示す「UWB」機能はありませんが、結構便利にというか、「荷物がちゃんと届くかな」という不安はなくなりました。AirTagよりだいぶお安いですし、持ってきて良かったです。

飛行機に乗り込んでギリギリまでiPhoneの「探す」アプリを開き、「よしよし、ちゃんと来てるな」と確認していました

 そして財布はといえば、まもサーチTagを入れ直して持ち歩いてはいますが、バルセロナはどんな小さなお店でも大抵Apple Payが使えますので、取り出す機会があまりありません。現金は前回の旅行で残っていた5ユーロ程度のみ、カードも不要なものは日本に置いてきました。財布の重要度はどんどん下がり続けていますが、まもサーチTagのおかげで今回は財布をなくさずに済みそうな気がしております。

Amazonで購入