みんなのケータイ
山や海以外でも「Apple Watch Ultra」が使いやすいと思う理由
2022年11月15日 00:00
「Apple Watch Ultra」を使い初めて約1カ月。最初は「ゴツイな」という印象でしたが、徐々にその大きさや重さにも慣れてきました。最近ではなんの違和感もなく、着けたまま毎日ぐっすり眠っています。
「Apple Watch Series 7」から乗り換えて一番感じるのは、バッテリー持ちの良さです。
良いといってもせいぜい36時間なのですが、充電しないまま着けっぱなしで寝ると、翌朝には事切れていることもあった前モデルと比べると、「ちょっとぐらい放って置いても大丈夫」という安心感が違います。面倒くさがりな私には、これが本当に有り難いです。
「WatchOS 9」からは、レム睡眠、ノンレム睡眠といった「睡眠ステージ」が記録できるようになったし、「Apple Watch Series 8」と「Apple Watch Ultra」では、睡眠中の手首の皮膚温を記録することで排卵周期予測の精度も上がるとのこと。
「寝る時にも着けたいし、いつ充電したら良いんだろう」と思っていたのですが、「Apple Watch Ultra」は高速充電が可能です。今のところ、お風呂に入るときとか、料理をするときとか、腕時計が邪魔になるタイミングでちょこちょこ充電しているだけですが、それくらいであまり気にせずに着けっぱなしにできています。
もうひとつのメリットは画面が大きく明るく、外でも見やすいこと。最近はシーズンオフにもなってきたので山や海に行く機会は少ないのですが、そういった非日常的なシーンでなくても、大画面で見やすい「Apple Watch Ultra」を、使いやすいと感じる場面は結構あります。
たとえば先日、初めての場所で道に迷ってしまったことがありました。
事前にiPhoneの地図アプリで道順を調べて行ったのですが、どこで間違ったのか。約束の時間は迫っているし、荷物も多くてポケットのiPhoneを取り出すのも、もどかしい状態だったので、Apple Watchでマップを開いて、履歴から目的地を再確認しました。
そのままナビ機能を使うこともできますが、街中で音声案内を響かせるのはちょっと気恥ずかしい。「Apple Watch Ultra」では地図を大きく表示できるので、しっかりと位置関係を把握することができ、ナビ機能を使わなくても無事に辿り着くことができました。
iPhoneのカメラをApple Watchで
また、Apple WatchにはiPhoneのカメラを遠隔操作できる機能もあります。
最近は、スマホが置ける台が用意されたフォトスポットも増えていますが、そういう場所で便利に使える機能です。これまでにも何度か使ったことがありますが、実際にやってみるとこれが結構大変。というのも、そういうスポットは順番待ちしていることが多いので、素早く写真を撮らないといけないからです。
Apple Watchの画面で構図を確認して、ボタンを押すと3秒後にシャッターが切れるのですが、構図に気をとられ過ぎていると腕を下ろすのを忘れてしまって、変なポーズになったりします。画面を素早く確認してシャッターを押し、その上で自然なポーズをとるのって案外難しいものですが、「Apple Watch Ultra」は画面が大きく見やすいので、構図の確認もしやすいです。道に迷った日の帰り道にたまたまそういったスポットを通りがかったのですが、おかげで後ろの人をお待たせすることなく、さくっと撮影することができました。
ほかにも、たとえばQR決済アプリを使用する際、以前より読み取りがスムーズになった気がします。まぁそんな気がするというレベルの差異ではありますが、これも大きく明るい画面のおかげではないかと思っています。
筆者はこれまでにも何度か、iPhoneを自宅に忘れてApple Watchのみで過ごしたことがありますが、電池持ちがよく画面も見やすい「Apple Watch Ultra」ならきっとそういうときにも、より快適に過ごせるはず。たまに袖が引っかかってイラっとすることはありますが、「大きいことは良いことだ」と日々実感しています。