アップルが「Apple Watch Ultra」発表、過酷な環境下にも対応

　米アップル（Apple）は、Apple Watchの新モデル「Apple Watch Ultra」を発表した。発売日は9月23日で、価格は12万4800円。

Apple Watch Ultraの特長

　「Apple Watch Ultra」には、49mmのチタニウムケースと平らなサファイア前面クリスタルが採用されている。バッテリー駆動時間は通常使用時で最大36時間。新しい低電力設定を使うと、駆動時間が最大60時間まで延びる。

　Retinaディスプレイは最大2000ニトに対応。これは、従来の「Apple Watch」との比較で2倍明るいとされている。

　「アクションボタン」を押すことにより、GPS情報を使ってユーザーが移動した経路を表示する「バックトレース」機能や、ワークアウト機能をスピーディーに利用できる。

　また、「Apple Watch Ultra」には、「Apple Watch」史上初めて、L1とL5の両方を統合した高精度2周波GPSに加え、新しい測位アルゴリズムが組み込まれている。これにより、「これまでのApple Watchで最も正確なGPS」が実現するという。

　動作可能な温度は、マイナス20度～55度。米国の「MIL-STD 810H」の関連項目の規格にも準拠している。さらに、WR100の耐水性能を備え、ダイビングアクセサリーの技術標準規格「EN13319」に準拠し、幅広いスポーツシーンでの利用を想定する。

　健康を管理する機能として、同時に発表された「Apple Watch Series 8」と同じく、皮膚温測定機能などを備える。

　バンドは、トレイルループ、アルパインループ、オーシャンバンドの3種類がラインアップされる。