みんなのケータイ
カメラ代わりのGalaxy Z Fold3 5Gだけでナイトズーへ行ってみた
【Galaxy Z Fold3 5G】
2022年8月26日 00:00
毎日、うだるような暑さが続いている。雨が降れば、それなりに気温は下がるが、今度は湿度で体が参ってしまう。ほとんど外出もせずに、エアコンの効いた部屋にいるから、なおのこと屋外での作業は体にこたえる。
そんなわけで、日常的に運動不足なのだが、家人が「ナイトズーだったら、涼しい中を歩き回れるかも」と誘ってくれたので、電車に乗って多摩動物公園へ行くことにした。なお、ナイトズーと勝手に呼んでいるが、正式名称は「サマーナイト@Tama Zoo 2022」だ。
多摩動物公園は、広さが50ヘクタール、展示している動物は300種ほどとのこと。とても一日では回りきれない。これまで何回か訪れたが、ユキヒョウやコアラくらいしか時間をかけて見たことがなかったので、今回は、体がへばる前にライオンを見たいと考え、まずは「アフリカ園」エリアへ。
ライオンを飼育している大放飼場(運動場)を回る「ライオンバス」というものも運行されているが、到着した時刻には、既にライオンバスの乗車予約は終わっていた。乗れたら、間近に見ることができたのに。
とはいえ、橋の上などから見ることができる。肉眼では5センチくらいにしか見えないライオンをズームでパシャリ。日が傾き始めた17時前で、十分な光量があったことから、かなり鮮明に捉えることができた。もちろん、デジタルズームを使っているのでさらに拡大すると油絵の具をのっぺりと塗りつけたような画質になってしまう。
次は地上最速の動物、チーターだ。チーターといえば、目から鼻にかけての黒い線「ティアーズマーク」のほか、胴体の小さな斑点が柄として特徴的だが、多摩動物公園には、斑点同士がつながっている非常にレアな柄を持つ「キングチーター」がいる。
「Galaxy Z Fold3 5G」の光学ズームは2倍まで。デジタルズーム併用で10倍まで撮影できるが、光量が充分ないと厳しいということがよくわかった。ナイトズーだけに。
とはいえ、距離が近く、あまり動かないものであれば、暗がりでも撮影可能だ。18時58分、つまり日没後に撮影した下の写真を見てほしい。
実は、こちらは肉眼では「お? ヤギ、いるのか?」というくらい暗くて見えない状態だったのだが、手持ち、ナイトモードで撮影したところ、2頭が向かい合って休んでいるのをはっきり確認できるほどの画像を得られた。これはソウトウなものではなかろうか。
動物園へ行くと、かなりの頻度で、カメラガチ勢を目にする。もちろん、数十万もするボディと数十万(もしかしたら3桁万円かも)ものレンズを装着して撮った写真にかなうはずもないが、行った記録、見た記録をとるだけであれば、カメラ機能の強いスマホでもいいのかもしれない。少なくとも、熱中症になりそうなほど高温の中、重い荷物を持って体力を消耗するよりは、一眼レフに比べてかなり軽いスマホを使って気楽に園内を歩き回るほうが、思い出としては楽しいものになるのではないかなぁと感じる経験だった。
1つ注意点を。周囲の温度が高い中でカメラ機能を連続して使うと、スマホはかなり熱を持ってしまう。世の中にはスマホを冷やすアイテムが多数存在するのだが、「Galaxy Z Fold3 5G」のような折りたたみスマホには、挟み込むタイプのスマホクーラーを使えない。できるのであれば、休み休み撮影することをおすすめしたい。